事務所のペンキ塗り
午前中の会議が紀の川市で行われた。12時に自宅に戻って、昼食を食べた。
食べた後、ジャージと着古しのポロシャツに着替えて、事務所に行った。2階に上る階段のペンキの塗り替え作業を行うようになっていた。頭にタオルを巻いて、手袋をしてペンキを塗ろうということだった。
「錆びの上からそのまま塗るペンキもあるで」
そう教えてもらったことをきっかけに、ペンキを物色していると確かに錆の上からそのまま塗れるペンキが販売されていた。一体どれくらいの面積のペンキを塗ることができるのか。
こういう基本点がよく分からない。
ペンキの缶に、これぐらいのペンキが塗れるという表記があった。それを目安にして2000円台の小さめのペンキを買った。
「なんか小手みたいな浮き上がったペンキや錆を取るための道具、いるで」
一緒に作業をすることになっていたK君にそう言われたので買ってくることにした。
「薄め液って必要かな」
Nさんにそう訊ねた。
「いるんちゃうか」
薄め液とローラー、トレイ一式、剥がしヘラ、養生テープなどを追加で買い求めた。
塗っていたらペンキが全く足りなかったので、今度は5000円をちょっと超えるペンキを買ってきた。一から材料を買いそろえたので、材料費と道具でかなりお金が必要だった。最初から大容量のペンキを買えばよかった。
手すりの支柱の浮き上がった錆を剥がしヘラで削ったら、支柱の中から水が出てきた。あふれるように水がたれてきたので、その部分にペンキを塗ることができなかった。
今日の作業でできたのは表の部分だけだったし、よく見ると支柱などは4面を塗る必要があったのに、塗り残した面もできてしまった。とにかく作業をすると、知らないことが多すぎる。
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