アップルのM1という名のCPU

雑感,Mac

「Macという魔法」という記事を11月9日に発信した。情報不足というのは、こういうことを言うのだろう。実は昨日、Apple独自のM1というCPUを搭載した新しいMacBook AirとMacBookPro13インチが発売された。驚きだった。MacBookProの16インチがM1チップを搭載していつ販売されるのかはよく分からなかった。同時に11月13日から新しいmacOS Big Surが配布される。

こういう流れを把握できなかったのは残念だ。ちょっと恥ずかしい。Appleウォッチャーとしては面目ない状態になった。来年MacBook Pro16インチが販売されたら購入を考えようと思っている。Appleの独自CPUを搭載したMacというものがどういう視野を開いてくれるのか。ワクワクする。

iCloudを活用している人は多いだろう。iCloudのデータセンターは、アメリカの砂漠の中にある。海底ケーブルを通じて日本のデータもアメリカに運ばれてアメリカで保管されている。ぼくの音楽データもアメリカにあるし、ぼくが撮った写真もアメリカにある。世界のどこに移動しようが、海底ケーブルを通じて光ファイバーに乗ってデータは全世界を駆け巡る。ぼくたちはこういう世界で生きている。

Appleは、スティーブ・ジョブズが亡くなってからも改革の流れを止めてはいない。ジョブズがいたころの劇的な発表はなくなったが、新しい変化は確実に生まれている。CPUの生産とOSのリリースという2つの武器を活用して使い勝手抜群のデバイスを販売しつづけ「魔法」を全世界に示し続ける。仕様をオープンにしないというジョブズの戦略に対し、当時メディアは大丈夫かという反応を示したが、結局仕様を公開しない戦略が独自OSと独自CPUという盤石の土台を手に入れる道へとつながった。この先、新しいCPUがどこまで発展するのか、それともしないのか。ここにMacの未来が左右されるかも知れない。しかし、自社で親和性の高いハードとソフトを活用して未来を描くところまできたことを歓迎したい。


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Posted by 東芝 弘明