ブルーベリーとバーベキュー 2006年8月6日(日)

出来事

観光農園としてテレビで紹介された松岡さんのブルーベリー園に8時40分頃到着した。
娘と2人で町内会にある子ども会の行事に参加するためだ。
男親の参加はぼくだけだった。
妻は、今日と明日、京都に研修に行くことになっている。
今日の準備は、妻が細かくおこなってくれ、必要なものは全部メモしてくれていた。
9時前になると参加者が次々に集まってきた。20数人の集まりだったように感じた。
9時になると松岡さんが説明を始めてくださった。さわやかな感じの2枚目の人だった。
この園には、600本のブルーベリーが植えられている。まだ3年目なので木の高さは、50〜70センチといった程度だ。あと4〜5年たつと木は大きく成長し、ブルーベリーの実も増えるという。
冬、気温の低い時期が必要であり、冬と夏の温度の差が大きい方がいいらしい。
「できるだけ黒っぽい実を取って下さい。このパックは100グラムのパックです。たくさん取ってつめていただき、ホッチキスでとめたらかなり入ると思います。手前の方から早生、奥に行くほど収穫時の遅い品種になります」
説明はいたってシンプルだった。
明日も観光バスの予約が入っているという。
子どもたちは、大はしゃぎでブルーベリーを収穫し、パックにつめていた。中には、パックがはち切れんばかりに詰め込んだ男の子もいた。
「ゆくゆくは、加工場も作り、ゆっくり食べていただく場所もつくりたい」
松岡さんはこう語っていた。
年齢を聞くと38歳だという。
観光農園や物産販売などの地産地消の取り組みにかつらぎ町における農業の発展の芽があるといってきたが、観光農園を実際に体験してみて、親子にとっても結構面白い取り組みになっていることを感じた。
11時からは、関西電力の志賀変換所(直流を交流に変える施設)に行き、そこにある公園でバーベキューを行うことになっていた。娘は大はしゃぎだった。
「お父さん。もう家に寄らんとこのままバーベキューに行こ」
「ちょっと家に寄りたいよ」
「あかん、行こ」
娘のこの言葉にしたがって志賀変換所に向かって車を走らせた。
志賀にあるこの変換所は、滋賀ふれあい会館のある3差路を2.5キロほど山手に登っていけば到着する。
坂道を半ばまで登ったところで、妻のメモにあった、折りたたみ式のピクニックテーブルが必要であることを思い出した。
車をUターンさせて、坂道を下りていき、480号線を笠田方面に向かって車を走らせると、志賀の変換所に向かって坂道を登ってくる子ども会会員の車と3台ほどすれ違った。
「お父さん、間に合うの?」
「間に合うよ」
娘が心配そうに尋ねると、ぼくは必要以上に胸を張った。
ピクニックテーブルを用意して、自宅を出発したのが10時40分頃だった。
会場に到着したのは、11時3分前。
何とかかろうじて時間に間に合った。一番最後の到着者だった。
砂利を敷き詰めた階段状の坂道を登ると公園が広がる。敷地はそんなに広くないが、町内会の子ども会がバーベキューをおこなうのにはもってこいの場所だった。
バーベキューができる煉瓦でこしらえた炉付きテーブルが3つ〜4つ、一番東の端には、水道が出る洗い場があって、その横にトイレが設置されていた。
会場の登り口の正面の南側には、東屋が作られていて、そこにお茶やビール、食材、紙のお皿、紙コップなどが置かれてあった。
役員の方々は、9時集合で用意をしてくれていた。
男性陣が女性陣とともに楽しそうに動き回っていた。
2時間準備をされていたので炭はおこされ、薪がくべられており、11時からバーベキュー大会がスタートできるような状態だった。
ぼくはトングを持ってお肉を焼く1員にならせていただいた。
炭がよくいこっていたので、お肉はすぐに焼け、子どもたちが極めて活発にお肉に手を伸ばしてきた。
飯ごうで炊いたお米、しゃぶしゃぶのスープのようなカレー、それらがみんなおいしくできていた。
食べながら、話をしているとさまざまな話が飛び出してきて、それを聞いているだけでも楽しくなった。食事が終わると子どもたちは、自由に公園で遊び始めた。
親と子が、こういう形でふれあい遊ぶのは実に楽しい。
Nさん宅の娘さんが、ぼくのブログを読んでいるという話も飛び出し、「今日のこともブログに書きます?」という話も出てきた。
飲み物を飲んで、お腹がふくれてくると無性に眠たくなってきたので、ソファーに座って会話や子どもたちの動きをボーッと眺めていた。
1時を過ぎた頃からだったろうか。スイカ割りが始まった。
子どもたちは、このゲームに夢中になり、手を挙げた子どもが目隠しをして右に左に迷いながらスイカに向かっていった。
世話役のKさんお父さんとNさんお父さんも、笑い顔がはじけ、子どもたちの面倒を見ていた。
3時になると片付けが始まったので、少しお手伝いをして、一足先に会場を後にした。
役員さんの方々の後片付けを最後まで手伝いたかったが、次の予定の時間が過ぎていた。
役員さん方の細かな準備があって成り立つ行事。
「ご苦労さまでした。ありがとうございました」
頭が下がる思いだった。
今日は友人宅に行って、相談しなければならない1件があった。
大汗をかいていたので、シャワーを浴び、娘に留守番を頼んで友人宅に到着した。約束の3時から1時間が経過していた。
話の内容は深刻だ。
話を持ちかけると同じ認識だったので、努力方向は一緒に確認できた。
さて。
娘は、今日の出来事が無性に楽しかったらしく、絵日記を楽しそうに書いていた。
ブルーベリー狩りもバーベキューも娘の思い出にクッキリと残ると思う。
「楽しかったか」
娘に問いかけると、目をきらきら輝かせて「うん、楽しかった」という返事が返ってきた。
ぼくの住んでいる近所には、若い夫婦とさまざまな年代の子どもたちがたくさんいるので、こういう行事は実に楽しいものになる。
昨日と今日、今年の夏一番の最高気温になるといわれた中での取り組みだったが、暑さを忘れさせてくれるような充実した1日になった。


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出来事

Posted by 東芝 弘明