議会だより、一応校了

出来事,議員の活動,かつらぎ町議会

議会だよりの最終校正のための委員会が開かれ、お昼過ぎまで時間がかかったが、全校正をやり上げて、校了となった。あとは印刷会社による訂正が直っているかどうかをみる正副委員長の最終確認作業が残る。
今回から全ての記事を全文読み合わせることにし、意味のつかみにくい文章にもメスを入れた。文は人なり。人によって文体には癖があるのと、どうしても文章を書くのが苦手という人がいる。主観的な観点の強い人の中には、独りよがりな文章になる人もいる。
今回は、意味を読み取ることのできる文章に変えようとして、四苦八苦した文章があった。短くまとめているのだが、一つの文の中に複数の状況が込められており、しかも文の末尾が文全体をコントロールできないので、文としては破綻しており、読み下せないものになっていた。こういう場合、文章を展開しつつ整理し直すと字数がかなり増えてしまう。スペースには限りがある。今回は、集団検討では整理がつかなかったので、文章の作成を任せていただいた。
ぼくは、文章が長くなる問題を克服するために、修飾的な文章を削り、文末で破綻が起こらないようにした。

文章は入れ子状態にすると分かりにくい。センテンスの長い文章を破綻させないためには、力量が必要になる。センテンスの長い文が文章の中に入るのは面白い。しかし、一定のリズムをもって短い文章が続く方が読み手に優しい。夏目漱石の草枕のような完成度はまったく必要ないが、文章のリズムを楽しむのもいい。

形容詞や副詞はできる限り削る。赤い色とすごく赤い色とでは、赤い色の方が赤い。ものすごく綺麗な赤という表現は、一体どんな赤なのかを伝えない。血のような赤、どす黒い赤、食紅色の方がいい。水彩絵の具の赤などの方が伝わる。「ものすごく」とか「とても」とかは要らない。

議会だよりが完成すると、みんなの顔が明るく見えた。笑顔がいい。「いい議会だよりになった」という言葉も出た。自画自賛かも知れないが、作ったことへの喜びが言葉に出ていた。そういうものは読み手に伝わると思っている。あとは、住民の手に委ねる。6500部の配布物。町内だけの「たより」だが、完成するとどこか開放感がある。


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Posted by 東芝 弘明