ゴッド・ファーザーと炎の人

雑感,出来事

午前中は学習会。みんなで思っていることを出し合って、一緒に考えることのできる時間になったので楽しかった。考えを出し合って意見の一致が起こると気持ちがいい。

午後は、自宅で掃除。お風呂のカビキラーも行って気持ちがよくなった。お通夜に顔を出してから演劇鑑賞会へ。
『炎の人』を見た。ただ、ぼくは半分ぐらい『睡眠の人』になってしまった。
今日、朝早くから見た『ゴッド・ファーザー』の方は、長い映画だったが、何回かに分けて全部見た。たつみコータローさん(共産党の次期衆議院予定候補)が一番好きな映画だ。
たつみさんが好きな映画監督は、クリスト・ファー・ノーランだという。この名前を聞いたとき、思わず反応し、『ダーク・ナイト』を思い出した。バッドマンをリアルに描いたこの作品を見たときの怖さも思い出した。
『ゴッド・ファーザー』は登場人物が多い。外国人の顔を覚えにくいので、誰が誰に殺されたのか、途中で判然としなくなったので、映画を止めて(NetflixとAmazon Primeで見ることができる)、iPhoneで映画の相関図を見たりキャストを見たりして、「なるほど、この人がこの人を殺したのか」というのを確認しながら鑑賞した。外国の映画を見ると登場人物の顔が覚えにくいので話がこんがらがるときがある。なかでも『パイレーツ・オブ・カリビアン』は、貴族の人々が、同じ服装、同じ髪型なので、「えっ、さっき死んだんじゃないの?」となって、話がこんがらがるのでお手上げだった。
『ゴッド・ファーザー』は、アル・パチーノが変わっていく姿が秀逸だった。次第にボスになっていく様が見物で、ゴッド・ファーザーⅡ」になると、まさに暗黒街のボスという貫禄が備わっている。マーロン・ブランドは、銃撃後、生き残るが衰えていく肉体を上手に表現していた。哀愁の漂う主題歌が作品のトーンを作っている映画だった。

『炎の人』が劣っていて、『ゴッド・ファーザー』がいいということではない。『炎の人』を見る前から早朝配達のなごりが出て、眠たくなってきたのと(というか、演劇鑑賞会の最初の部分はいつも寝ている)、熱演していたゴッホの精神的に病的な状態について行けなくなって、見ているのがしんどかったので「まあいいか、寝るか」という気持ちになってしまったのだ。
演劇が終わってから夫婦でジョイフルに入ると、同じ演劇を見に行った知人たちが多く入ってきて、「今日の演劇は圧巻だったよね」という人もいた。その気迫に押されて「半分以上寝ていました」とは言えなかった。「とても言えないよね」と妻に言っていると、見た人の中から「もう二度と見たくない」という感想が届いたので、思わず「あっ、ぼくと同じだ」と親近感を覚えた。

大人数の出演者。気迫のこもった熱演。鬼気迫るゴッホの生涯。37歳で自ら胸をピストルで撃ち抜いて亡くなった人。優しい人ゆえの苦しみ、売れない絵、認められない才能ゆえの苦悶、これが克明に描かれていた。それだけに狂気に支配されていく演技を見るのがしんどかった。自宅に戻ってからネットで見ることのできるゴッホの絵を見た。

この絵「星月夜」は一目見て好きになった。どことなく優しさが伝わってくる。狂気も宿っている?、大きな部屋があったらレプリカでいいので飾りたいと思うような絵だった。


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雑感,出来事

Posted by 東芝 弘明