想定、紀の川の堤防決壊の条件

雑感

午前中、10月会議の初日、議会運営委員会のあと本会議、その後庁舎建設調査検討委員会が開催された。
委員会では、紀の川の河川の氾濫について資料が出されて質疑が行われた。
紀の川の氾濫の想定については、平成27年度当時、「橋本地点流域の2日間の総雨量678㎜」だった場合、紀の川の堤防が決壊して浸水が大規模に発生するという想定(想定最大規模)を行っている。ただし、この想定は1000年に一度というものだ。
しかし、2023年(令和5年)6月2日、線状降水帯が発生し1日の降雨量が324㎜となった。今回は線状降水帯だったが、台風による被害や梅雨時の集中豪雨によって、大きな河川の氾濫が全国的に起こっている状況をみると、2日間で678㎜を超える雨が降ることは1000年に一度というものではないのではないか、という疑問が生じざるをえない。国は、今後のことだが、こういう状況を踏まえて、今までの方針を変えるかも知れない。質疑を通じてこういうことが浮き彫りになった。

また、平成27年以降、国のダムの管理方針が変更され、大滝ダムについては、令和2年5月から累積雨量が100㎜を超えると洪水調整を行うようになった。これは事実上のダムの事前放流になっている。洪水調整は6月16日から8月15日まで、8月16日から10月15日までの期間で実施されている。これによって、大滝ダムの最大放流量は1200トン/秒までとなった。ダムの貯水量を調節するようになったので、令和5年8月15日の台風7号のとき、ダムへの流入量が2366.74㎜/秒だったのに、放出量は1188.44㎜/秒という状態でコントロールされた。この方針変更によって、紀の川樋門の閉鎖による内水氾濫もかなり抑えられるように変化したといえるだろう。このことも質疑で確認できた。

紀ノ川の堤防が決壊すると、現庁舎も含め浸水することが想定されている。大谷の元選果場への庁舎移転が実現できなかったので、町は候補地を選定し直し、さらに現庁舎による立替も一つの案に加えて候補地の再選定をしようとしている。議会は、審議会の議論を経た上で議会でも議論しようということになっている。

午後は事務所で会議。夕方、うまく機能しないバッファローのNASハードディスクを再設定して、timeMachine(バックアップ)が実行されるようにした。結局、何が悪かったのか分からないが、フォーマットし直して再設定すると認識できた。こういうことが多い。こういうところにIOデータのNASハードディスクとの違いを感じる。これはぼくの偏見かも知れない。


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雑感

Posted by 東芝 弘明