東浦町議会が議会だよりの視察にやってきた

雑感

27日は、愛知県東浦町の議会広報特別委員会が、かつらぎ町議会の議会だより編集特別委員会に視察に来てくれた。午後1時から午後3時までの2時間、かつらぎ町議会の説明に対する質疑が行われた。事務局に作成してもらったパワーポイントで、ぼくが編集の仕方や編集の特徴を20数分説明した。

東浦町議会から10コの質問が届けられていたので、それに対する回答をみんなで手分けして行った。そのあと追加の質問があり、それに対して委員みんなでお答えした。新人議員から大変だけれど、次の編集委員会にも残りたいという思いが語られ、嬉しくなった。ぼくは2年間×3回連続して委員長を務めてきたが、次の人にバトンタッチできそうな感じがする。

来年から紙面を大きくリニューアルすることになる予定。それも今後の楽しみだ。
今回の準備の過程の中で、町民から町の広報も議会だよりも「全く読まない、議会の存在意義が分からない」という意見も寄せられた。この意見はショックだった。どうすればそういう人にも手を伸ばして読んでもらえるか。このハードルは高いけれど挑戦しがいのあることだと感じた。読み始めるとよく分かる、面白いと思えるような紙面への努力。もう一皮、二皮むけた感じのものを作りたい。

議会から自治体の仕事が始まる。決定の権限が議会にある。追認するだけではなく、新しいものを積極的に生み出したり、付け加えたりする議会に生まれ変わること。ここに議会を変化させるべき力点がある。
紀の川市議会は、予算の委員会質疑に対して、実に7日間もの日程をさいている。十分な審議時間があるなかで予算の修正案が出されている。今はまだ修正案が否決されているが、近い将来、実際の修正案が可決される日も近いのではないだろうか。本町も、予算の修正可決が実現できるような審議の仕方を生み出す必要がある。
町長だけではなく、議会が熟議の末に新しいものを付け加える機関として機能すれば、議会だよりの紙面も大きく変化するだろう。そうなれば、新しい未来が開かれていく。町の姿勢に対して、議会はこう臨んで、ここをこう変えたとなれば、紙面が面白くなる。
今日の視察は、東浦町議会の編集委員に、こちらの思いや取り組みの姿がよく伝わる視察になった感じがした。充実した視察だった。


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雑感

Posted by 東芝 弘明