iPhoneと子どものこと

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iPhoneの売れ行きを見ているとアップルが与えたインパクトは大きかったと感じる。
先行予約をおこなわせず、行列ができるのを見越して、世界同時発売という方法をとったらしい。東京の表参道のソフトバンク表参道店には1500人の行列ができたらしい。
アップルのサイトにおける機能紹介のビデオを見るとMacがデジタルハブの役割を果たし、iPhoneが高機能端末として情報をシンクロさせて使えるということがよく分かる。スティーブ・ジョブズがアップルに復帰したときに、Macをデジタルハブにするという宣言をおこなったが、このデジタルハブ構想が、こういうものを想定していたということが、当時よりも鮮明に分かるようになってきた。
日本の携帯電話の料金設定は、異様にインターネットの料金体系が高い。今後、このような料金体系に一石を投じて、比較的安い料金設定が実現すれば、iPhoneは、劇的なインパクトをさらに与えるようになるだろう。
今のところ、iPhoneの「月額使用料は、基本料や通信料などで最低7280円」となっている。少し検索してみるとこの料金体系の中には、パケット定額フルという新設定があり、どれだけインターネットを活用しても5985円という料金設定が盛り込まれている。
docomoとKDDIは、料金が割高だといいワンセグがないなど批判的だが、インターネットのブラウザを閲覧するための料金体系は同じなので、別に高いということではないみたいだ。
iPhoneが最初から高い料金設定になるのは、インターネットのフルブラウジングを前提とした機械なので、7280円という設定になるだけの話。これをもって高いというのは、「知っているのに知らんふり」のような感じだ。
携帯電話のパケット料金は、根本的に見直す時期に来ている。そもそもパケットあたり「いくら」という料金体系を撮り続けるかぎり、携帯電話によるネットサーフィンは安くならない。
インターネット通信と同じような料金体系をとり、しかもその総額を引き下げ、1000円〜2000円程度で使い放題という世界を実現すれば、インターネット端末としての携帯というものが実現する。
ただ、小学生や中学生、高校生については、インターネット接続をできないようにした方がいいと思っている。子ども向けの携帯電話は、電話とメールとのみ、音楽を聴きたい場合は、パソコンとのシンクロ分のみ、メールは対個人のみ、同時に複数にメール送信することもできないようにするというのが、ぼくの個人的な提案だ。フィルタリングで対応するのは、どうしても限界がある。
現在の個人の自覚にゆだねるという方法はやめて、ネットにつなげない、メールも個人にしか発信できないというようにすれば、携帯電話が犯罪に結びつくことはなくなっていくと思われる。
この方法にすれば、企業の儲けは確実に低下する。オンラインゲームやダウンロードゲームがなくなり、企業は巨大な市場を失うようになる。
しかし、子どもを携帯電話の魔力から守り、子どもを犯罪に巻き込まないようにするためには、こういう思いきった方法を採用すべきだと思う。
「iPhoneは大人の香り」「iPhoneは、二十になってから」などのように、インターネットブラウザとマルチメールを使いたいのであれば、大人になって下さいというメッセージを流せばいい。
こうなるよう政府が規制をかけ、技術革新をおこなうべきなのではないだろうか。


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未分類KDDI,Mac

Posted by 東芝 弘明