橋本市への取材
午後4時、橋本市の保健福祉センターに着いた。車を駐車場に止めて、地域包括支援センターに行った。
一般質問のための取材だった。
約束をしていた職員さんは、にこやかに笑って相談室に案内してくれた。
挨拶もそこそこに、早速取材が始まった。
社会福祉士の配置と磁気ループの設置を質問するので、社会福祉士の方に合わせていただくのが一番大きな目的だった。
総合的な相談業務。社会福祉士の専門職員がいるので、困っている方の相談活動からスムーズに各課との連携へと繋がっていた。自治体にとって、ネットワークが重要になっている。ネットワークは、ネットワーク論とともに、人間的な連携が極めて重要な意味をもっている。ネットワークの担い手は、組織というよりも、人と人との協力によるところが多い。柔軟なネットワークは、人と人との信頼関係の中から生まれていく。
ネットワーク論は、このようにして生み出されてきた生きたネットワークを土台にして、目的意識的に構築されるべきものだ。橋本市は、具体的な努力の結果をふまえて、市の計画にネットワーク論を組み込もうとしているようにも見えた。
今回の訪問は、有意義なものになった。
一般質問の内容が鮮やかに立ち上ってきた。
夜、一般質問用の資料を作っていると携帯の電話が鳴った。
県会議員のOさんだった。
和歌山地方税回収機構の話だった。
話をしながら、12月議会の一般質問の1つは地方税回収機構にしようと考えた。