天野のコシヒカリを食べた。

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9月半ば過ぎに天野のMさんから今年の新米をいただいた。
「コシヒカリを作ったんやけど、自分で食べてもあんまりおいしいと思わんので、食べてみてほしい」
手渡されたのは2キログラムのお米だった。天野でコシヒカリを作っているのは、数軒でまだ実験段階らしい。
娘と妻のお弁当にご飯をつめて、ぼくはお昼、ルーカレー(レトルトのカレーを娘はこんなふうに呼ぶ)を食べた。
お米はおいしかった。
夜、今度はおばあちゃんが炊いてくれていた白米を食べた。やはりおいしかった。
「Mさん、ぼくは大変おいしく感じました。これだったら買って食べたいですよ」
明日会ったらそう言うことに決めよう。
今日は、11時半頃から52枚の政党ポスターをもって街の中に貼りに行った。声をかけてポスター貼りをしていく。時々30分以上も話になり足が止まったが、6時半頃までに全部貼ることができた。
解散総選挙近しと感じている人はいなかった。
国会は、補正予算が通ったらさらにアメリカ発の金融恐慌(こう呼んでもいいだろう)に対応する予算を組む流れになりつつある。解散を急ぐ民主党は、解散を駆け引きの材料に使い始めている。策士策に溺れるという状況に陥りつつあるように見える。
自民党の方が腹が据わっている。
とは言っても、自民党の景気対策は、企業中心のもので国民向けのものは少ない。企業は、この状況のもとでインフレが起こりつつあるのを見抜いて、この危機でありつつ好機(いつもインフレーションは企業にとっては都合がいい)でもある経済情勢を利用して、大企業減税への舵を切らせようとしている。
まさに、経済危機の中で「転んでもただで起きない」のが大企業・財界だ。
日本の国民は、自分たちの生活が痛めつけられているのに、また、そんなに大企業にはお世話になっていないにもかかわらず、大企業の心配をするところがある。日頃のテレビや新聞を通じた企業のクリーンなイメージが、こういう感情を生み出すのだろうか。
金融恐慌が実体経済に巨大なダメージを与え始めると、結局は、過剰生産恐慌へとつながる恐れがある。そうなると中小零細企業は、バッタバッタと倒れる。大企業が恐慌に対応した対策を講じてもらい生き延びても、中小零細企業は生き残れない。
「大企業が破たんしたら日本経済は大変なことになる」という空恐ろしい仮説が、人々の心をとらえて、企業がつぶれないことを求めると、日本政府は、大手を振って大企業擁護の減税や研究開発費援助や、海外で設けた資金を国に持ち帰っても税金をかけないというような新しい制度を導入してしまうだろう。
恐慌の中でも企業だけを擁護し、助ける政策がいかに国民の利益と対立しているか、という視点での報道は皆無に等しくなっていく。
大企業中心の景気対策や金融破たんに対応した経済対策だけでは、国民生活は壊されるだけになってしまう。日本の産業構造に合致した景気対策や経済対策を講じないと、結局、強い企業だけが生き残り、再編成されるということになる。
今こそ暮らしを守る経済政策を。
これを強く訴えたい。


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Posted by 東芝 弘明