防災講演会

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夜7時から防災講演会が総合文化会館で開催された。会場には多くの人が参加していた。
神戸の震災で被災した方で、もと小学校の先生である語り部の代表田村勝太郎さんの講演だった。
自治の精神が大事だという話は、非常に奥が深かった。人間にはさまざまな力があり、震災などの状況では、自分たちにできることを力を合わせておこなうということが大事だと思わせてくれる話だった。
自主防災組織の運動は、どれだけ人々が力をあわせるかということが大事であって、指揮系統をもった組織をどれだけつくるのかということではないということだった。
阪神淡路大震災のボランティアに行き、救援物資やお水を配ったりしたが、公平に平等に配るということは不可能だったし、そういう配布の仕方には弊害の方が大きかったと感じたが、今日の田村さんの話は、現地の声として、それを裏付けるものだった。
必要な人に必要なものを配るということは、机上で考えるよりも実践的に解決する方がはるかに早い。
自主防災組織も組織を作って役割分担を行うことの意味はあるけれど、実際震災が発生したときには、柔軟に自由に組織を編成することが大事であり、同時にそういう組織は、日常的な生活の中で交流し合っているなかでこそつくられるということがよく分かった。
大人だけで防災訓練を行うことの問題点も明らかになった。子どもも中学生も高校生も大学生も、若者も壮年もお年寄りも障害をもった方々も、すべての人が交流し合い助け合うことが何よりも大切であり、それは日常生活のなかで培われるということだろう。
そういう視点で、ものを考えはじめると防災訓練や防災活動の仕方にもっと幅が出てくるように感じた。地域で交流し合うような祭りが地域を育て、人間関係を育てるように思う。防災訓練を兼ねた防災祭りみたいなことを開催しても面白いかも知れない。
わが家の防災計画もみんなで計画し立てることも大事だと思った。
どれだけ具体的に動くか。そのことも問われている。


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Posted by 東芝 弘明