テレビ版20世紀少年
テレビ版の「20世紀少年」を見た。
新編集と銘打ったものだったが、劇場版は2時間30分、テレビ版は、コマーシャルを抜くと1時間40分程度の作品だったと思う。劇場版にはない映像があったとしても、これは劇場版のダイジェスト版だ。
劇場版は、原作のマンガのダイジェスト版のようなものだったと思うので、テレビ版は、ダイジェストのダイジェストだといっていいだろう。
面白かったのは、マンガのキャラクターのイメージのままに配役がなされていたこと。豊川悦司のオッチョは、マンガから飛び出したような感じだった。
少年時代の子役たちも、大人になったときの俳優とよく似ている子どもを選んでいる。これにも驚かされた。なかでも一番そっくりだったのは少年時代のヤン坊とマン坊。ものすごくよく似ている。衝撃的だった。双子かなと思ったが、一人二役だったようだ。画像の合成は昔の比ではない。ドンキーも感じがよく出ていた。
ケンヂの唐沢寿明が一番似ていない感じだったが、サングラスをかけてギターを弾くところなんか、かなり様になっていた。
原作原理主義というだけあって、原作を知っているものにとっては、原作を彷彿させるものがあり、なかなか楽しめた。原作を知っているものにとっては、だれが「ともだち」なのかは最初からわかっているが、それをもってしても面白い作品に仕上がっている。
DVDのレンタルが届いたらじっくり鑑賞することにしよう。第2章は映画館で見たいなあ。
