議案審議

雑感

ヒアリングが極めて不十分だったが、自分で質疑の準備をして本会議に臨んだ。今日は、議案審議の日だった。ぼくの質疑が一番多いという状況は、今も基本的に変わらない。

議会が終わった後、議会の質の問題についてある議員に聞いてみた。
「議員数が多い議会ほど、議会の質は高いのではないですか」
「隣の橋本市と比べると、やはり橋本市議会の方が、議員の質は高いのではないですか」
肯定的な意見が返ってきた。
議員を減らして少数精鋭に。
これは不可能なことだと思っている。自治体というのは、多種多様な仕事が絶えず起こってくるマルチな世界だと思う。この世界を全部一人で把握するのは不可能だ。議員の数が多く、行政の仕事の深いところまで理解をしていれば、議会は、新たな提案もできるし、チェックも果たせる。議員の人数が減ってくると、1人で把握しなければならない事務量は確実に増えていく。時間を費やせば把握できるだろうと言っても、それには限界がある。

議会は、議員間討議を行って、議員集団の力を発揮しようという出発点に立っている。かつらぎ町の場合、しかし、これはまだほとんど実現していないと言えると思う。委員会による政策提案が、多面的に行われるようになると、議員間の協働が生まれると思っている。このような力が発揮されると、議会が行政を動かすように変化すると思う。どれだけ深い議員同士の討議ができるか。議会の質的向上はここにかかっていると思うが、そのためには多様な意見をもった議員集団が必要になる。議員定数が減らされ、地域に議員がいなくなると、多様な住民の意見が把握できなくなり、多様性が失われ、議会の質は確実に低下する。

複雑多義に渡る自治体の内容を把握することを考えると、議会における少数精鋭なんてあり得ない。

雑感

Posted by 東芝 弘明