麻生さんは、まともな現状認識をしていない。

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麻生さんの施政方針演説には興味があった。
興味の中心は、新自由主義的な構造改革をどう総括するのか、今後の日本の展望をどう描くのかという点だった。驚いたのは、構造改革の推進をとなえてまったく反省がなかったことだ。
総理は、現在の経済的危機は、アメリカ発の金融危機という津波によっておこったもので、日本の経済的な構造には問題がないかのような認識を示していた。この現状認識には心底驚いた。
このような首相の認識は、アメリカの経済破たんは、78年頃から続いてきた新自由主義の路線の破たんであり、日本における自民党の危機も同じように新自由主義的な構造改革の帰結として起こってきているという認識が全くないということを示している。
反省しては問題が大きくなるので、ある程度認識しているが、率直な分析はできないということなのか、それども文字通り構造改革路線に誤りはなかったということなのか。「小さな政府」と「官から民へ」ということについては、修正するような部分もあったので、反省はしないが手直しはするというように読めた。
自分たちが引き起こした誤りに対し、何の反省もしないで、修正していくというやり方をするというのは、日本的だが、まったく話にならない。
アメリカがイラク戦争への反省を述べているのに、日本はアメリカを支持したのは正しかったと言ってはばからない。日本のテレビもマスコミもイラク戦争への反省はまったく語らない。こういう態度は異常だと思う。
社会保障の再建
まともに働ける日本の再構築
中小企業の再建
農業の再建
これが、日本の今後の進みべき道だと思う。この4つの方向転換が実現すれば、内需が拡大し、景気回復への道も拓かれる。今後日本が進むべき道は、福祉国家への道しかないだろう。
日本は今、大きな曲がり角のさしかかっている。
この変革の流れを大きくし、国民のくらしが成り立っていくよう日本共産党は、がんばらなければならない。
総選挙には、日本の現在と未来、国民のくらしがかかっている。


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Posted by 東芝 弘明