目に見える進化

雑感

「赤旗」の書評を読んでいると、生物の進化は今もかなり短時間で起こっているのだという話があった。人間でさえかなりの短い期間で進化しているという。

検索してみると、ウキペディアにも次のような指摘があった。

実験進化
ロシアの神経細胞学者、リュドミラ・ニコラエブナ・トルットとロシア科学アカデミーの遺伝学者、ドミトリ・ベリャーエフは共同研究でキツネの人為選択による馴致化実験を行った[54][55]。100頭あまりのキツネを掛け合わせ、もっとも人間になつく個体を選択して配合を繰り返すことで、わずか40世代でイヌのようにしっぽを振り、人間になつく個体を生み出すことに成功した。同時に、耳が丸くなるなど飼い犬のような形質を発現することも観察された[56][57][58]。これはなつきやすさという性質が、(自然、あるいは人為的に)選択されうることを示している。
人為的に進化を引き起こす研究も行われている。エンドラーはグッピーを異なる環境に移動させることによって、雄の体色が捕食者と雌による配偶者選択に応じて進化することを明らかにした[59][60]。レンスキーらは大腸菌の長期培養実験によって、代謝能力の進化を観察している[61][62]。また人為淘汰による進化は、農業における品種改良に応用されている[63]。植物では、倍数化による種分化(後述)を実験的に再現することにも成功している[64]。

進化のしくみ[編集]
現在、進化を説明する理論として最も支持されているのは進化の総合説と呼ばれるもので、ダーウィンとウォーレスの自然選択説と、メンデルの遺伝子の理論、集団遺伝学の理論や木村資生の中立進化説を統合したものである。この総合説によれば、突然変異によって生じた遺伝子の変異はランダムでない自然選択と、確率的に起こる遺伝的浮動によって個体群中に固定し、新しい形質の出現や種分化などの進化現象を引き起こすと考えられる。

人間が、実際に研究しているスパンの中でも進化を確認できるというのは、驚きだった。


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雑感

Posted by 東芝 弘明