街頭演説と中学生

未分類

街頭演説をしていると中学生の男子が走り寄ってきて、ぼくの横で荒い息を吐いていた。
演説中だったので、ぼくはその姿を横目で見ながら演説を続けた。
そこから3分ぐらいたっただろうか。
「この場所をお借りしての訴えを終わらせていただきます。ご協力ありがとうございました」
マイクとハンドマイクのスイッチをオフにすると男子が話しかけてきた。
「おっちゃん、何しとるん」
「ぼくは町会議員や。選挙がちかづいたらこんな話をするんや」
男子はきょとんとしていた。
もしかしたら町会議員という存在が何かわからないのかも知れない。
それだけ話をすると男子は走り去っていった。よっぽど、ぼくが奇妙な存在だったようだ。
ハンドマイクの取っ手を握って車にしまおうとしていると、同級生のお母さん(おばちゃん)が家の外に出てきた。
そこで、いろいろな話になった。
おばちゃんの家は、2軒並びになっており、2つの家はお互いが親戚だ。
「○○さんも元気?」
「元気やで。家にいてるで」
そう言うので、2人でおばちゃんの隣の家に入って声をかけた。
今度は3人で玄関先での話になった。
近所に年金4万円弱で家賃1万5000円を払いながら生活している男の人がいるという。
夜は電気を全部消して節約しているのだという。
この少ない年金から介護保険料が天引きされる。後期高齢者だったらどうなるのだろう。
この話には驚いた。
お年寄りの年金から所得税、介護保険料、国民健康保険税(後期高齢者医療保険料)、住民税(今年の10月から)が天引きされるようになった。年金から確実に税と社会保障の負担金を取るシステムにお年寄りの怒りはおさまらない。
天引きは、年金額の半分までおこなわれる。政府にとって、年金は国民の生活給ではないらしい。
この怒りを総選挙では日本共産党に託してほしい。
ルールある資本主義を。
この訴えに力を込めたい。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

未分類

Posted by 東芝 弘明