福島原発の汚染水漏れ

雑感

福島第一原発の2号機の屋上にたまっていた雨水が、建屋西側の排水路に流れ込み、さらに海に流れていた。東京電力は、去年4月、この事実を把握していたが、国に報告していなかった。屋上に溜まっていた水は、高濃度放射性物質を含む汚染水だった。東電がこの問題を公表したのは2月24日、政府は25日、管官房長官の記者会見を行ってこの問題に触れた。東電が公表しなかったのは、原因が特定できなかったからだという。
毎日新聞は次のように書いている。

(汚染水には)ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり3000ベクレル含まれていた。東電は排水路をせき止めるなどの対応をとったうえで、「港湾内には流出したが、外の海への流出はない」としている。

福島県いわき市で開かれた地元の漁協の組合長会議では、「東京電力を信頼して汚染水問題の解決のために努力してきた漁業者を裏切った。もう信用できない」とか、「こうした隠し事が相次ぐことが風評被害を生んでいる」という怒りの発言が行われた。

よく分からないのが、政府の見解。
管官房長官は、25日の記者会見で「港湾への汚染水の影響は、完全にブロックされている。状況はコントロールされているという認識に、変わりない」と述べた。こう述べることのできる根拠を知りたい。
根拠もなしに平気でこういうことを述べるというようなニュースを聞くと、気持ちが悪くなってくる。ネットで記事を把握しても、政府の見解に対して批判はほとんど行われていない。この問題に対する批判的な主張でヒットしたのは「しんぶん赤旗」だった。


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Posted by 東芝 弘明