プラスの思考が未来をひらく

雑感

ゆび

活動のエネルギーは、一体どこから生まれるのだろう。
不満からか。
不十分さからか。
怒りか。

自分の意欲を持続させてくれるのは、怒りでも不満でもないと思われる。より良いものを作りたい、社会を前進させたいという思いが、自分の運動のエネルギーになっている。住民に喜ばれる制度や施策に出会うとワクワクしてくる。職員の努力や住民の喜びがあるような取り組みに出会うとかつらぎ町でも実現したいと思う。学校給食に取り組むときも、医療費の無料化を実現するときも、ごみの施策を改善するときも、自分の意欲を引き出してくれたのは、よりよい方向に発展させたいという思いだった。

日常的にも、夢中になること、楽しいこと、嬉しいことに出会いたいと思っている。それが自分自身の力になる。エネルギーはプラスの方向。マイナスのエネルギーが活力になることは少ない。
それは、国政の課題に対してもいえる。戦争法廃止のたたかいは、廃止の先にこそ課題がある。ぼくは、日本国憲法が文字通り実現する国を見てみたい。国民主権に基づいて、一人ひとりの基本的人権が保障され、幸福が追求されることにおいてその努力が保障されるような日本が実現するまで生きてみたい。自分の生き方がそういう方向と結びついているような生き方をしたい。

日本共産党の目標は、自民党政治を打ち倒すようなところにはない。資本主義社会からさらに社会は発展する。人類の社会の本当の歴史は、資本主義的搾取を克服するような社会の先にある。そのためには、利潤の追求が最優先されるような社会を変える必要がある。
日本共産党が、見据えている目標は、現実のかなり先にある。未来社会への発展を信じて、現実の課題に熱心に取り組む。ここに日本共産党の神髄がある。「国民の現実の苦難の軽減」と一歩一歩住みよい地域や町をつくるという課題は不可分に結びついている。

負のエネルギーが人を動かすことはある。でも足りないところ、欠けているところを不満に感じて「おかしい、おかしい」と言いながら不満を募らせてたたかうというようなのは、全く面白くない。そんな精神的にしんどいことはしたくないし、長続きしない。不満をエネルギーにする場合、満足する状態になったら運動はそこで終わってしまう。でもより良く改善を積みかさねていく改革というものには終わりがない。いいものを実現したらさらに先へ。さらに改善を重ねて行く。innovationは日々の積みかさねの上にある、という考え方はシュンペーターのものらしいが、社会を変える運動も、このinnovationの考え方と深く重なる。

笑うこと、喜ぶこと、夢中になること、面白いこととそういうものに熱中するところにこそ、変革のエネルギーがある。プラスの思考が、未来をひらく。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

雑感

Posted by 東芝 弘明