真田ミュージアムを見学した

出来事

4月会議が開かれて、保育料の値下げの議案が提出され、全会一致で可決された。
今回の保育料の値下げは、ひとり親家庭の保育料軽減が充実したこと、子どもの年齢制限が取り払われたことによって第2子(半額)、第3子(無料)の対象が広がり軽減が充実した。軽減の拡大による影響額は1000万円程度。保護者の負担が合計でこれだけ軽くなることとなった。今回の改正は、30%程度の保護者が対象になる。

さなだミュージアム

昼から真田ミュージアムを見に行った。九度山町には多くの観光客が訪れている。真田ミュージアムにも多くの人が来ていた。ぼくは、展示されている真田家のたたかいの歴史をつぶさに読んで回った。書かれていることを全部読むと1時間半ほどの滞在となった。真田ゆかりの地は、全国に点在している。真田家の歴史を見ていると、戦国時代の織田家、豊臣家、徳川家、上杉家、北條家等々の栄華盛衰がよく見える。豊臣と徳川のたたかいが真田家を通じて見れば流れが良く分かる。
江戸時代になると真田幸村という形で真田家のたたかいが伝説となり、『難波戦記』、『真田三代記』が成立し、明治以降になると講談師の話が本になり真田十勇士が生まれて英雄物語として発展し、さらに多くの作家によって豊かに語られるようになるという道をたどった。真田ミュージアムは、史実とフィクションを上手に区別して、見る人を楽しませてくれる作りになっていた。なかなか見事な展示館だった。真田幸村の物語を好きな人にとっては、見応えのあるものだと思った。

帰りに道の駅に立ち寄って、世界遺産の紹介した展示も見てきた。高野山に登る祈りの道は、幾つものルートがある。それを上手に分かりやすく展示していた。九度山の観光の建物を紹介するだけではなしに、丹生都比売神社や高野山の世界遺産もていねいに説明していた。世界遺産の全体像を簡潔に紹介する展示には好感が持てた。かつらぎ町もこういう展示が必要だと感じた。わが町には丹生都比売神社があるのだから、きちんと神仏習合とは何かを伝えるような展示があるべきだと思われる。
わが町には、縄文時代の遺跡や奈良時代の遺跡もある。佐野廃寺や大和街道、かつらぎ町が畿内の南限だった歴史、南海道がなぜ衰退していったのか等々、歴史的な遺産は世界遺産とともにたくさん存在する。それを分かりやすく丁寧に伝える努力をもっとすべきだと思われる。隣の町の九度山町が、正統に正面から史実を踏まえた紹介をしているのだから、そこからもっと深く学ぶ必要がある。
町おこしは、歴史を大切にするとことから始まる。


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出来事

Posted by 東芝 弘明