質疑が山を越えた

かつらぎ町議会

予算質疑は、一般会計の終わりまで来た。今日の質疑は午後7時までだった。昨年よりも時間が早いだろうか。
終わってから課長と話をして、自宅に戻るとイクラの乗ったちらし寿司だった。
「籠池さんの証人喚問、ドラマよりも面白かった」
娘がそう言った。
この人の率直さは、なかなか人を惹きつける。ご飯を食べた後、NHKの9時のニュースを見て、10時から報道ステーションを見ようと思っていたが、ものすごく眠たくなって寝てしまった。質疑の準備疲れだった。

準備の中で注目したのは、学校現場の文部科学省の事務改善だった。この方針は、労働時間の短縮という点で、まだまだ弱点はあるものの、ものすごく踏み込んだものだった。教職員がどうして多忙化しているのかという点について、今まで読んだ文章の中で一番実態を踏まえたリアルな認識に支えられていた。
学校給食の事務を行政に移管せよとか、事務を改善するために事務の統合を図れとか、学校の部活に休日を設定すべきとかについても書いていた。部活への休日設定の教育的意義は、教師の多忙化解消と子どもの成長の保障という観点、競技スポーツだけではなく、生涯スポーツの観点からとらえていた。競うスポーツだけではなく、生涯にわたってスポーツを楽しむためにも部活は存在しているという観点は新しい。

教師が多忙化することによって、児童・生徒と触れ合う時間が減少し、教材研究の時間が確保できないこと、教材研究が時間外の労働によって支えられていること、小学校の教師に女性が多く子育てとの関係で、勤務時間内で仕事を終われるようにすべきだということにも触れていた。
この通知と報告をもとに、どうやって学校現場を変えていくか。労働組合がこの通知をどう生かしていくのか。面白いと思った。
質疑では、学校図書館司書を配置すること、かつらぎ町の独自の学力テストはやめるべきだということ、中学校のクラブに外部指導員を入れることも指摘した。

籠池さんの証人喚問を十分見れず、起きたのが12時過ぎだった。肩こりと腰痛が、質疑準備の置き土産になった。


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Posted by 東芝 弘明