選挙準備は生き物
帰ってきたら12時半の少し前だった。会議の案内を送付していないことに気がついて、あわててその作業を行ったので、帰りが遅くなってしまった。
次から次へと具体化されていくさまざまな日程をきちんと伝えるだけでかなりの作業が必要になってくる。FAXとメールを交互に使いながら漏れているところには郵送の作業を行って、その合間に文書に手を入れてというようなことをしているとどんどん時間が経過してくる。
新しい事を決めて、それを前に進めるためには、膨大な作業が必要になってくる。
台風21号による被害について具体的に調べていると、どうも役場の機能がうまく動いていなかったことが見えてきた。そもそも情報伝達の仕組みに問題が横たわっているような感じだった。ボランティアである消防団との連絡の仕組みがどのような働いていたのか。役場の情報伝達機能や情報収集がどうだったのか。災害の徹底検証とともに災害に対する対応の仕方についても、徹底検証する必要があるように思っている。
選挙の準備は通常時における非日常的な対応に他ならないが、当選に必要なことをどうするのか、という点では、たえず新たな作戦と対応が必要になってくる。災害の時は予測を超えた事態が次々に発生してきて、右往左往しながらも指揮をとって対応する必要が生じる。選挙の方は、勝つために何をなすべきなのかという点で、司令塔の方から作戦を仕掛けていくことが必要になる。災害は現場からいろいろな問題が大量にのしかかってくるが、選挙は司令塔の方から新たな作戦の提起がたえずなされ、現場に伝わっていく。同時に作戦を遂行していくと、そのもとでのトラブルやアクシデントが発生する。これらのことに対応しながら、決めた方針をやり抜いていく状態というのは、災害への対応と似ている側面が生じてくる。
災害における緊急対応と選挙は、全く次元の異なることがらだが、どちらも非日常的な活動だという点は共通している。この共通点は、急激に発生する問題への対応という点では、よく似ている。
選挙も災害も「想定外のことが起きることがある」という前提で臨機応変に対応するしかないですよ。10月に台風というのは日本にはあまり近寄らないし、秋晴れの季節のことが多いですよ。衆議院解散したから台風がこない・・・、なんてことはありえませんからね。
そうですね。まさにそうです。