決算には反対した指定管理が含まれている

雑感


決算委員会があった。お昼、S議員のお母さんの葬儀があったので、役場に礼服を持って行き、着替えて参列しようとした。シャツを替え上着を着て、ネクタイを締めようとしたところでズボンがないことに気がついた。
「自宅に忘れてきたのか、それとも役場の廊下にでも落としたのか」
妙な不安が湧いていた。
ズボンが落ちてかたまりになっていないか、車までの道を見ながら歩いた。ズボンは紺色のスーツのままだった。幸いすれ違う人もなかったし、ズボンも見あたらなかった。
「誰かが拾ったのかも」という一抹の不安はあったが、自宅に戻ることにした。葬儀まであと15分という状況だった。
うたた寝しているおばあちゃんをびっくりさせ、服を収納している部屋に入ると、礼服のズボンがかたまりになって落ちているのが見えた。
「あった。よかった」
ズボンを履き替えて、葬儀場に到着したのは告別式の開式2分前だった。すでに葬儀を始めるためのアナウンスが流れ、合掌をしているときに受付の前に立った。議会事務局の女性職員がぼくに対して合掌する形になった。ちょっとだけ妙な気持ちになった。

本日の決算委員会で各課に対する質疑が終了して、町長への総括質疑の項目を絞る作業となった。この年の決算の中には、28年6月の四郷のくしがきの里である道の駅についての指定管理が含まれている。今回の決算でも、指定管理の基準であった町の産品で5割以上を占めること、加工体験施設を作り、この分野で黒字を生み出すという事業計画が、プレオープン当初から守られておらず、事業計画になかった魚などの海産物販売のためのコーナーが設けられ、そのための付帯工事が行われていること、そのために加工体験のコーナーがなくなっていることなどが明らかにされた。賛成した議員は、こういうことを不問に伏そうとしていたが、ぼくを含む指定管理に反対した議員は、このことを問題にした。
あまりにもデタラメすぎる。指定管理の基準になっていた指標が、役場と指定管理の業者によって、都合のいいように改ざんされているのは見るに堪えない。質疑準備の日に兄貴が脳梗塞で緊急入院し、命も含めて危ない状況になったので和医大に行き、朝方帰ってきて、ほとんど寝ないまま質疑の準備をして本会議に臨んだことが思い出された。

少し早く決算委員会が終了したので、郵送の日曜版と役場への日曜版配達を行って、7時前に粉河に行った。夕方の国道は少し混んでいた。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

雑感

Posted by 東芝 弘明