クリスマスイブ、雨は夜更けすぎに。
学校最後の日(2学期の終わり日とは書けない)、娘は寝坊した。僕が車で途中まで送って行くことにした。
「朝ご飯食べなかったら間に合ってたのに」
車に乗りこんだ娘はぷんぷん怒っていた。
「おあかさん、なんであんなに怒るん」
「当たり前やろ。朝飯食べやんと背、伸びやんで。お父さんみたいになんで」
「…………」
「お父さんなんか、高校の時、1日夜しか食べてなかったんやで」
「1日ぐらいでなれへんやん」
「それが恐いんや」
朝一番の会話がこれだった。
なにわともあれ、今日で学校は終わって冬休みに入る。
夕方、会議をしていると娘から電話があった。
「冬休みの宿題全部終わったで。時間割ももう合わしたし」
正月明けの時間割まで合わしたらしい。
「おとう、何時に帰ってくるん?」
今日はクリスマスイブ。娘からのラブコールだった。
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