プロジェクターとスクリーン

雑感

2,380円のプロジェクターのスクリーンを購入して畳の間に広げて伸ばしてみた。皺はほとんどなかった。皺が無くても、吊したり外したりしている内にどうしてもできてしまうので、そんなに気にしていても仕方がない。自宅の本間の窓ガラスのカーテンレールに吊すためにS字フック(中/ロング系)を買ってきてスクリーンを張ってみると、みごとに窓一面がスクリーンになった。横の長さは2.2メートル、縦が1.2メートルという画面なのでテレビの画面よりもはるかに大きい。このスクリーンはお買い得だと思う。自宅にロール式のスクリーンを設置したいのであれば、テレビと映像を堪能できる部屋を作って、そのためにスクリーンとプロジェクターを購入するようにすればいい。テレビをあまり大きな画面にせずに、大画面はプロジェクターでという選択肢もいいだろう。30万近くのテレビに手を出すのであれば、10万円台で4kテレビがあるので、42インチぐらいに抑えて、10万円でプロジェクターを買い、さらにスクリーンを設置する方が楽しいかも知れない。まあ、いずれにしても、お金が必要な話なので夢みたいな世界だ。

スクリーンと一緒に購入したプロジェクター(17,820円)は、うたい文句が3,500ルーメン、コントラスト比3000:1という商品だったが、LEDのシーリングライトをつけると、明るい光の下では映像が見えなくなってしまった。「こんな弱い3,500ルーメンはウソだろう」というのが率直なところだ。所詮17,820円のプロジェクターだから、映像のピントはぼやけるか鮮明になるかだけで、ズームには対応していないので、大きく映すか小さく映すかは、プロジェクターそのものを動かす以外に方法がなかった。斜めから映して台形を補正する機能もないので、映像は真正面から投影する以外方法がなかった。
自宅のカーテンにスクリーンを吊し、それにプロジェクターの映像を投影するためには、三段ラックを持ってきてその上にプロジェクターを置き、和英辞典をさらにプロジェクターにかまして、さらにプロジェクターについている補助棒でプロジェクターを斜め上向きにして、スクリーンに投影した。画面は台形補正で修正すれば、スクリーンにぴったり収まるようになった。設置場所を決めるのにかなり手間と暇がかかった。
Epsonは、斜めから映しても画面の補正ができるので設置場所が限定されにくい。常時設置していても邪魔にならない配置の仕方ができる。家庭用として買うのであれば、設置場所がある程度自由に選べるものの方がいい。
画質は、古い映画館でみた映画という感じ。でも、映像の綺麗な作品は、それなりに綺麗に見える。アマゾンプライムのAmazon tv stick(4Kでない方)で見た感じでは、テレビ映像よりも少しピントは甘めだが、大画面の映像を味わうのにはいい感じだった。
このfire tv stickがあれば、DVDのメディアを差し替えることなく、しかも追加料金なしでいろいろな映画をいつでも見られる。4K用のstickを買えば、もう少し綺麗な画像で映画を映せると思うので、これも試してみたくなった。
音響は気に入った。音は映画館で映画を見ているよいうな臨場感があった。大画面でこの音ならかなり満足度は高い。

自宅で映画を見るためには、ルーメン3,000以上の明るいもので、コントラストの高いものがいい。中国製品には安いプロジェクターがたくさんあるけれど、10,000円以内のものは、2,000ルーメン台のものが多く、2万円近くになると、今回購入したような3,500ルーメンを謳うものもある、ただし中国の商品はコントラストが低い。コントラストが高いプロジェクターは、黒は黒く、色彩は明るくということになるので、暗い画面でも映像が鮮明に再現される。Epsonのプロジェクターになると15,000:1以上のものが多く、画像の再現という点では申し分が無いと思う。おそらく中国製の3,500ルーメンよりEpsonの3,000ルーメンの方が明るいだろうと推測できる。昼間、カーテンを引いてスクリーンに投影してみたが、白っぽい画面になって見るに堪えない。こういう状況からしてどう見ても3,500ルーメンという輝度は出ていない。

【追記】
エプソンのビジネス用のプロジェクターは、音声機能が貧弱なことが多い。理由は簡単。普通、プロジェクターを使ってプレゼンをする場合、音声はプレゼンする本人がマイクを使って会場に語りかけるというケースが圧倒的に多いので、プロジェクターの音声機能は貧弱でもあまり問題がない。
大きな会場でプロジェクターで動画を音声と一緒に再生しようとすると、音声出力が足らないことがある。その場合は、外部スピーカーによる出力が必要だが、プロジェクター側に外部出力端子がないことも多い。その場合は、パソコンを母艦にしてHDMI端子で接続しながら、同時にパソコン側から外部スピーカーに音声を出力することができる。普通HDMI接続でプロジェクターにパソコンをつなぐと音声もプロジェクターから出るようになるが、サウンドをパソコンから出力することができるよう切り替える機能がパソコン側についている。WindowsもMacも比較的簡単にそれができるようになっている。DVDを再生するときも、この方法を使えば、迫力のある音声を出力できる。持ち運びの便利な小さなスピーカーでいい音が出力できるものもあるので、外部スピーカーでスマートなかさばらないものを用意するのがいい。

家庭用のプロジェクターは、DVDなどで映画を見ることなどが想定されているので、音響にも力を入れている。さらにいい音で聞きたい場合、外部スピーカーに出力すればいい。その場合は、プロジェクターに音響の外部出力端子がついているのを選ぶのが一番簡単。エプソンの家庭用のラインナップにも音声の外部出力端子があるものとないものがあるので注意が必要だ。


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雑感

Posted by 東芝 弘明