橋本市とかつらぎ町で会議

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橋本市に朝行って会議にひるまで参加し、午後はかつらぎ町に戻って夕方まで会議。
2つの地域を行き来しながらこんなことを考えた。
地域の成り立ちは、かなり違う。
なのに、
自治体の施策は、判を押したように同じ。
これはおかしい。
国や県は非常に画一的な指導をおこなっている。
ここには、オリジナリティがない。
それでも、地域の産業の成り立ち、住民の階層の違い、企業の存在の仕方の違いなどがあるので、自ずから自治体の施策にも違いが出てくる。
しかし。
自治体を支配している横並び主義、画一主義というのはなんだろう。
地域が経済的に落ち込み、高齢化が進み、国からの財政削減が現実になっているもとで、判を押したような施策だけをおこなっていると地域の再生、活路は開けない。
かつらぎ町の地域の特徴をふまえ、住民といっしょに町づくり・地域再生に力を注いでいかないと活性化はできないと思っている。
オリジナリティは、変わった発想から生まれるのではなく、深く地域を理解し、再生の方向を探っていき、再生への努力をおこなっていくなかでこそ、発揮される。
──そう信じている。
自分たちのことは自分たちの頭で考えて、活路を開く。全国の先進的な事例をヒントにかつらぎ町の再生に生かしていく。
こういう視点がいま本当に大事になっていると思う。
橋本市には橋本流の、かつらぎ町にはかつらぎ流の町づくりがある。
この町づくりは、横並びの、中央集権型の、縦割りの施策に対する地方からの緩やかな反乱である。
そう、寅さんが日本人の庶民の生活を描いたからこそ国際的にも評価されたように、ローカリズムに徹することが、インターナショナリズムにつながるのだ。
地域の特徴をふまえた町づくりが、日本の自治体政策の中におかれたときにこそ、全国的にも意義をもち、ぬきんでて光ると思うのだ。
前例主義、横並び主義には、静かに引き取ってもらわなければならない。


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Posted by 東芝 弘明