赤旗日曜版は豊かで面白い

雑感,日本共産党

今日は朝早く起きて事務所に行くことができた。会議まで3時間。それまでにすべきことが頭に浮かんでくる。日曜版の記事を読んで紹介する準備の時間がとれなかったので、会議が始まって読み合わせをしている間に、いくつかの記事を読んだ。本当に記事の内容が充実している。読むことによって、少しいい人間になれる。ものの見方考え方がヒューマンになる。会議で紹介しなかった囲み記事に増田明美さんの東京マラソン解説が面白かった。

「テレビ解説を後で見返したら、私が実況席で拍手している音がうるさくて」という下りがあった。大迫傑(おおさこすぐる)選手のレースぶりへの感動が伝わってくる。
この文章の後に増田さんはこう書いている。
「度肝を抜きました。20キロ付近で遅れて『死んだふり』をした後に32キロあたりで日本人首位の井上大仁(いのうえひろと)選手(27)に追いつき、一気に追い抜きました」

なかなかの筆力だ。オリンピック金メダリストは、スポーツジャーナリストとしても一流だと感じる。赤旗日曜版には、日曜版と日本共産党を信頼してくれる各界の有名人の人たちによって紙面が構成されている。
ぼくたちの世代にとっては、登場そのものが謎めいていた小椋佳さんの『この人に聞きたい』がすごく面白い。なぜテレビに登場しなかったのか、というエピソードが克明に描かれている。なぜ井上陽水さんが小椋佳さんの曲をいくつか歌っているのか、その謎も解けた。

東京大学法学部を卒業して、銀行員になり、仕事をしながら歌を作るという人生を歩んだ小椋さんは、異色の人だった。布施明さんに提供した「シクラメンのかほり」がレコード大賞になったとき、小椋さんは雀荘にいて、テレビに露出しなかったと書き、翌年の76年10月にNHKホールで初コンサートをしている。それまでほとんど顔さえ分からないミュージシャンだった。本人が語る人生は面白い。

人生を豊かにしたいのであれば、書物は手放せない。自分の知らない世界に分け入って、自分の認識を変えてくれる。ここに人生の面白さがある。読むことを楽しみにしている『読者』という人もいるだろうが、ぼくの場合の本の読み方は、楽しむための読書とは少し違う。「自分の生き方に引き寄せて読む」という感じだ。
だから、たった1行との出会いから新しい視野が開ける。もちろん、議員の活動にも生きる。赤旗日曜版は、多様な充実した紙面で楽しませてくれる。1週間ごとに新鮮な情報が届く。これはかなり幸せなことかも知れない。


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Posted by 東芝 弘明