コロナとの共存

雑感

緊急事態宣言を解除しても、新型コロナによって生活様式が大きく変化していく。換気が当たり前、マスクが当たり前。換気とマスクが日常生活の基本にすわりつつある。居酒屋の形も変えていかないと経営が成り立たないかもしれない。でも狭い日本で、広い場所でお客さんを受け入れるのをどうするのか。なかなか難しい。

大型の観光バスに対して、三密を避けながらバスを運行するとなると、日の丸観光株式会社がしているようにオゾン殺菌のシステムをつけることも必要になり、さらに座席を開けながらお客さんを少なく乗せることを徹底することになる。しかし、そうすれば経営が成り立たない。コロナと共存しながら観光を推進するためには、ワクチンができるまでは、国によって経済支援を行い、バス会社の経営が赤字にならないようにバス1台あたり補助金を出す必要がある。

三蜜を避けながら営業(講演やコンサートを含めて)が成り立つような仕組みについて考えるとともにそれを支えることが問われてくるだろう。それがコロナ対策と経済活動の共存ということになる。

日本の国家予算の組み方を大きく変える必要があるだろう。文化・芸術に対して日本はほとんどお金を出してこなかったし、観光にもお金を出してこなかった。日本の将来に関わる教育についても、高い学費に象徴されるように高額費に支えられてきた。しかし、コロナ危機の中で大学の授業料無償化が問われている。日本政府は無償化をサボタージュしてきた。自民党政権だけでは無償化の道が開かれず、民主党政権の誕生が必要だった。岩盤をこじ開けた無償化は、高校と大学の一部学生の範囲に留まって、停滞している。

この仕組みを大転換しないとコロナとの共存はあり得ない。


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雑感

Posted by 東芝 弘明