国民の声で政治を動かす

出来事,議員の活動

議会が終了した。新型コロナウイルス対策として、一般質問が最終日となった。僕の質問を通じて、学童保育の公設民営への転換が実現される運びとなった。この方向が打ち出されたのは本当に良かったと思う。

一般質問の原稿は、7000字弱だったが、あと3分か5分あれば、予定していた内容を全部行うことができたのに、ほんの少し時間が不足した。原稿として7000字は多いのかもしれない。8000字も書くと時間オーバーになるのは、今回の準備で自覚した。A4の用紙で12枚に収めるように今後はしようと思う。

早朝配達のために4時30分に起きて、6時少し前から質問の仕上げを行った。この作業に1時間ほどかかった。毎日配達しているので、夜は10時台に寝るようにしている。昨日も10時30分にはベッドに入った。それで朝4時30分に起きるからこれで6時間ほどの睡眠になる。しかし、なんとなく昼間眠たい。一般質問の準備のために普通は夜中の1時ごろまでかかっていた。今回は早朝配達があるので原稿を午後4時ごろから書いた。最後に読んだのが、全日本教職員組合によるコロナ対策の政策だった。子どもの心に寄り添うという言葉があったので、保護者と子どもの心に寄り添うという言葉を質問原稿に入れた。

コロナ対策に対する雑誌経済の論文をかなり読んだ。経済学的な視点からコロナ問題をとらえるのはかなり大事だと思った。議会と自治体のレポートと前衛の論文、雑誌経済、新聞記事、これらによって質問を組み立てる。質問に必要な要求を直接の情報だけでなくて、質問に出てこないような認識も含めて質問に臨むようにしている。そうした方が質問に深みが出るし、臨機応変の対応ができると思っている。

質問の内容は、深くて広い認識を背景にして組み立てる。そういうようにしたいと思っている。論文から引用するようなことはほとんどしない。引用は、資料として必要な部分だ。自分の地の文章は、自分の頭で考え、自分の中から出てきた文章で構成する。ある時期からこういうようにしようと思いはじめた。そうしないと借り物の原稿になってしまう。

市町村と県の連携について、町長は新型インフルエンザ等対策行動計画に基づく市町村と県との緊密な連携について、県に対して要請することについて、明言をさけた。ここが日本的なところだろう。
正式に要請すればいいと僕などは思うが、慎重に検討したいという形になった。
アメリカの警官による黒人男性の殺害事件の報道をみていると、アメリカの民主主義と日本との違いを強く感じる。アメリカ大統領が、連邦軍の活用を市長や知事の態度を批判しながら述べても、元国務長官などから強い批判がはっきり出てくるし、批判された知事による強い反論も出される。夜NHKスペシャルでアメリカのこの事件が特集されていたが、アメリカの国民の運動が事態を変化させている姿がはっきりと現れていた。

日本も近い将来、もっと明確に事実を語り、率直に意見を述べ合うような形になっていくだろうが、こういう政治スタイルに変化するためには、もう少し色々な体験を重ねる必要があるだろう。ストレートにボールを投げたら、ストレートに答えが返ることを時代は求めているだろう。それが、民主主義の一つの形だと思う。そのことによって政治が変わっていけば、国民の意識も変わるだろう。アメリカの黒人の命も大切だという運動は、政治を変えつつある。こういう変化が時代を変える力になる。

新型コロナ問題は、国民生活に大きな苦難をもたらしているが、同時に国民の目の前で、国民の声が政治を変化させるということを実現している。国民の実態を国政に届ける。そのことを通じて政治を変化させる。今こういうことが問われている。市町村こそが住民に接している現場だと思われる。教育の問題でも住民の暮らしの問題でも、市町村は忖度しないで、国に対してはっきり要求を出すべきだろう。それこそが時代の要請ではないだろうか。

ということを感じる質問の準備だった。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

出来事,議員の活動

Posted by 東芝 弘明