哲学する?

雑感

自分の頭でものを考えるということをみなさんできていますか。
全ては検証しうるという意味での「全てを疑え」という考え方が有効だと思っています。事実を追いかけて、その情報が正しいのかどうか。判断することを積み重ねていけば、その蓄積によって自分で物事を考えるように変化すると思います。

しかし、この姿勢だけで自分でものを考えるということになかなかたどり着けないとも思います。ではどうするのか。
哲学の本を読みながら考えることが有効だと思います。過去の哲学者は、さまざまなことを考えていました。その考えが正しいのかどうかということもありますが、日頃考えもしなかったことを、哲学者と一緒に考えてみることが、頭と心を柔軟にしてくれると思います。
いわば、哲学者と対話すればいいのだと思います。大きな命題もあれば、小さな命題もあると思います。人はどこから来てどこへ行くのか。という命題は、宗教的にも自然科学的にも社会科学的にも大きなテーマです。
宇宙の天文学を研究している人の中には、人はどこから来てどこに行くのかをテーマにしている人が現実に存在します。人類はどのようにして誕生し、どこに向かっているのかというテーマが、宇宙の誕生、星の誕生へとつながっているのです。根本的には、この地球がなぜ誕生し、人類はどうして生まれたのか。人類は宇宙でただ一つという存在なのか。この問題と天文学は深く結びついているということです。

人生の意味はどこにあるのか。人間の幸福とは一体何なのか。人間の成長と老化とは何なのか。自分たちの身の回りには、おいそれと答えの見つからない問題が山ほど存在しています。そういうことに対して、問いを立てて考えることが、哲学と深く結びついているのですが、そういう問いに対して一生懸命考えることが、物事に対する考え方を豊かにしてくれるのだと思います。

みんながそう言っているから正しいとか、こういう方法がいいからこうしようとか。いうのではなく物事を追求するということです。

コロナが流行って、感染の危機が高まっています。自分たちの身近なところに忍び寄っていると言っていいと思います。コロナウイルスとは何なのか。人類はコロナウイルスを克服できるのか。マスクをみんなしているけれどマスクの効能とは一体何なのか。本当に自分はどこまで正確な情報を得て、コロナに向きあっているのか。ここには、かなり深い人類とウイルスというテーマが潜んでいます。マスクの効能だけでもかなり奥が深いと思います。

身近な問題に対して考えることが「哲学する」ことだと思います。そういう生き方を積み重ねていくと、おそらく人生は自分の頭で考えないで流されていたときと比べると10倍以上人生が豊かになると思います。おそらくは楽しさが十倍になって、くるしさは少し軽減されるかも知れません。人類の脳は、かなり豊かにまわりの問題を把握して、対応できる能力を持っています。哲学する生き方にちょっとだけ変化することで、自分の脳をさらに豊かに活用する方向へと足を踏み出すことになると思います。

哲学することは、お勧めです。


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雑感

Posted by 東芝 弘明