お詫びと訂正

雑感

2021年6月の本会議、一般質問の冒頭、昨年の12月会議の一般質問に触れて、発言の訂正を行いました。以下が訂正した内容です。ブログにも、記事として掲載します。

発言通告にもとづき一般質問を行います。最初の質問のテーマは、人口2万人計画の具体化と高校再編問題、JR存続問題についてです。高校再編問題について、私は、昨年12月にも質問を行いました。12月の質問について、訂正があります。質問の中で、12月3日、笠田高校で行われた懇談会について、私は、
「PTAの方は笠田高校がなくなるということを前提に話をされて、それに対して教育委員会が答えるという図式になったと思う」
と発言しました。しかし、この発言は事実誤認でした。
笠田高校のPTAの方々は、廃止を前提に反対するという態度は取っていません。12月3日の懇談会は、高校再編問題で意見交換が行われたということです。私の発言は、PTAにご迷惑をかけるものでした。お詫びとともに、訂正いたします。

質問の誤りについては、笠田高校のPTA役員の方から具体的に指摘を受けていました。こういう形で訂正をしたので、少しほっとしました。PTAのみなさんには、ご迷惑をかけたことをこの記事でもお詫びします。申し訳ありませんでした。

議会というのは、過去の発言の訂正がしにくい仕組みがあります。通年議会に移行してからは、1年間同じ会期の議会という形になっていますが、一事不再議の原則は、通年議会前と変わらないということを確認しています。一事不再議は、会議原則の一つです。 会議において一度議決した案件と同一の案件については再び同一会議中(同一会期中)に議題として取り上げて審議や議決を行うことはできないという規定です。この規定が重要なのは、この原則がないと、一旦決定したものが何度でも議論されてしまい、意見が対立したら、それこそエンドレスで議論が行われる可能性があります。一事不再議は、これを避けるために設けられたものです。

一事不再議の原則を貫くために、議会は閉会したらそこでおしまい、継続性を持たないというルールになっています。継続審議をしたい場合は、正式に会議に諮って継続手続きをしないと廃案になってしまいます。通年議会は、1年間を1つの議会とするので、一事不再議をどうするのか整理する必要がありました。議会は連続性を持たせて1年間を一つの会期としましたが、3月、6月、9月、12月の定例議会の日程は変わらず実施し、継続審査の手続きにも変更がないという確認が行われ、議会と議会の間は手続きをしないと切断されるという原則を採用しました。したがって、本町議会も、定例議会ごとに継続審査の手続きを行っています。ています。
通年議会なので、委員会は閉会しないまま継続していることになっているので、継続調査の申し出も継続審査の申し出も必要なくなりました。この考え方で行くと委員会での発言の訂正は、継続中であればいつでもできるということになるでしょうか。しかし、委員会における一事不再議の原則だけが残るというのも、少し不思議な気がします。

12月会議の本会議で発生したことは、12月会議で決着しなければなりません。特に12月は、1月から始まる会期が12月末の決めた期日によって閉じられるので、継続性がなくなります。12月会議の議事録については、6月になった時点では訂正できないということです。ぼくの一般質問の発言の訂正も12月会議が終了しているので、訂正のしようがない状態でした。議事録の訂正はできませんが、訂正の意志を示すためには、質問の機会に自主的に行う必要がありました。もう一度、高校再編問題について質問をする中で訂正しようという思いがあって、6月会議での質問という形にしました。
角度を変えて高校再編問題を取り上げることができたので、質問ができたのはよかったと思っています。


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雑感

Posted by 東芝 弘明