作成したビラの検討 2005年8月4日(木)

出来事

午前中は、昨日作成した5種類のビラを集団で検討した。手直し部分がかなりでた。
何度かこういう検討がおこなわれて、完成に近づいていく。
InDesignを覚えたいといったO君も、かつらぎ民報に作成に苦労したおかげで、コツが飲み込めてきたようだ
やっぱり「習うより慣れろ」だと思う。
会議が終わってからアスベスト問題の申し入れ文書を作成した。
アスベストは、議場の天井にも使われているようだ。公共、民間問わずにかなりの規模でアスベストが使用され、建物の老朽化にともなう露出や解体のたびに問題が発生するので、かなり長期にわたって対策が必要になる。
解体作業の際は、危険物として処理の仕方が定められており、業者はそれを守ることが義務づけられている。しかし、現場で実際どうなっているのか、不安が高まるのはさけられない。
公共の建物については、自治体が責任を持って実態調査をおこなって、対策を立てる必要がある。
またひとつ環境と人体に大きな影響を与える問題が認識されるようになった。
科学技術は、導入されたときに全ての側面を把握した上で活用されるとは限らない。フロンガスも導入当時は安全だとされていた。しかし、現在はオゾン層を破壊し、穴を開け、紫外線が直接地球に届き、環境と生物を破壊することが分かってきた。
こういう問題は他にもたくさんある。
原発などは、廃棄物の処理方法が確立していない。いわば「トイレのないマンション」状態なのに安全性と必要性が宣伝され続けている。科学技術が政治の前で沈黙しているような状態である。
物は豊かになったが、心が育っていないという言い方が少し前に流行した。
しかし、豊かになった物を、人間の豊かさにつながるように活用できていないのではなかろうか。
製造物の中で、人体や環境に重大な影響を与える物については、使用や製造を法で規制すべきものもあるだろう。核兵器などはその最たる物の一つだ。
環境への負荷が一つの基準になって、規制をかける傾向も、今後はさらに強まると思う。
便利な物なのに、同時に人間の発展を阻害するような物は、いい面と同時に悪い面を併せ持っている。こういう物の扱いは、かなりやっかいだ。しかも、このような製造物は多い。問題の解決に必要なのは、自由な討論だと思う。
たとえばケータイ。これは、人間の生活に劇的な変化を生み、人間関係を一変させた。ケータイが生み出した便利さが人間生活を翻弄しているような感さえある。普及のスピードが速すぎて、人間関係にどんな変化を生み出しつつあるのか、その全体像はまだ明らかになっていないと思う。
午後は、ビラの手直しをした。これに結構時間が取られた。
そうそう。最近娘の趣味は「おかたずけ」になってきた。綺麗に片付けて、必要なものをどこに片付けたか忘れている。
「おとうさん探して」
この言葉が口癖になっている。
夜、お風呂から上がったときに娘は真顔で詰問した。
「おとうさん、テーブルの上にパソコン置いてるやろ。朝、私が起きたときには、片付けといてよ。朝はもう用ないやろ」
「はい。わかりました」
目を見たら力がこもっていた。


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出来事

Posted by 東芝 弘明