お葬式とお通夜、会議 2005年8月21日(日)

出来事

朝5時30分起床。早朝配達。7時帰宅。
8時 笠田小学校へ。校内清掃、久しぶりに草刈り機を使用。
11時前に帰宅。シャワーを浴びる。
1時から佐野でお葬式。2時30分前に帰宅。着替えて事務所へ。
後援会ニュースを作成。
午後6時50分、帰宅、7時から斎場であったお通夜に行く。
7時40分。高野口へ。車の中で着替えて会食付きの会議に参加。
9時40分、事務所に戻る。
はがき書きの名簿作成は後回しになった。
思っていた仕事の半分しかできなかった。
郵政民営化への関心がだんだん高まり、小泉さんへの人気もアップしている。
国民の関心事は社会保障と景気にあるのに郵政民営化が世論調査で関心事の上位にせり上がってきている。
一番の関心事に答える紙面をテレビや新聞は組まない。不思議だ。
小泉改革の4年間とは何か。社会保障の分野の構造改革で実施してきたことは何か。
これが特集として組まれてしかるべきではないか。
「改革を止めるな」
というのであれば、4年間の改革の成果を誰か教えて下さい。
国民にとってよかった改革とは何か。
悪かった改革とは何か。
これを検証しないと、まともな議論はできない。
「小さな政府」は、“規模が小さく、財政支出も小さい国。国民にとっては、負担の重い国、大企業への税と社会保障負担の軽減を実現する国”である。
郵政民営化で郵便局が解体したら、国家公務員のなかで自衛隊員がもっとも数の多い勢力になるようだ。
「官から民」へは、“官から民間大企業へ”ということだ。民は国民ではない。郵政民営化でいえば、国が管理していた預貯金を民間会社が管理する方向に移行するということであり、リスクのともなう投資もおこなうということだ。
税制改革における構造改革の総仕上げは、扶養控除と配偶者控除の廃止、消費税の増税だろう。
医療関係の構造改革は、老人医療保険の導入とホテルコスト、食費の完全自己負担、保健医療の縮小、自由診療の拡大による混合診療の完成である。
安全保障の構造改革は、憲法改正と有事法制の確立だ。それを具体的に支えるのが、住基ネットによる国民総背番号制の充実と、盗聴法の拡大だ。これらの話は、具体的には斎藤貴男さんの「小泉改革と監視社会」にくわしい。
Appleは「1984年」という映画をパロディにして、それを打ち壊すところから出発したが、日本は、ハイテク機器を最大限活用した監視社会「1984年」に向かいつつある。戦争に協力する義務を自民党の憲法草案は盛り込んでいるが、戦争に協力しなかったら、犯罪者になり、危険人物として一挙手一投足が監視される時代になりそうだ。そういう社会になる枠組みは、すでに始動しつつある。
構造改革は、かなりのスピードで進んできた。労働の分野では、正規雇用から不安定雇用にシフトした。若者の中にニートとよばれる人々が増えた。
教育の分野における構造改革は、教育の複線化だろう。競争の激化だ。新自由主義の考え方にもとづいて「もっと競争を」と国会で唱えたのは民主党だった。教育分野の構造改革のもう一つは、復古主義だろう。君が代と日の丸を柱にしての。
大企業のグローバル化、多国籍企業化を支えるために、規制緩和を進め、いかにして企業が活動しやすいようにするのかというのが構造改革の本質だと思う。国民生活の向上は視野に入っていない。年収500万の家庭に55万円の新たな税負担というのは、財政破綻から出てきている負担ではなくて、大企業の税負担と社会保障負担をさらに削減するために出されてきた案だ。
多国籍企業化した企業は、日本を一つの拠点として世界で活動している。足場にすぎなくなった日本社会で、経済活動をおこなうという発想に変わっている中で、国民生活への配慮が視野から外れつつあるということである。
「我亡き後に洪水は来たれ」


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Posted by 東芝 弘明