四郷の串柿まつり 2005年11月23日(水)

かつらぎ・発見伝

四郷の串柿まつりに出席するために朝9時に役場前に集合した。議会の産業建設常任委員会のメンバーは、車に乗り合わせて会場へ。四郷街道には、リュックを下げた方々が歩いている。車はその横をすり抜けて、来賓用の駐車場に停車した。会場は四郷小学校グラウンドだ。
四郷の串柿は、「夫婦にこにこ仲むつまじく」という言葉で宣伝されている。串柿は、皮をむき乾燥させた柿10個を串に通し、暖簾のように連ならせているものである。
両端の4個の串柿は、「夫婦2こ2こ」、真ん中の6つの串柿は、「仲6(む)つまじく」ということである。400年以上の歴史を持つ串柿は、豊臣秀吉が酒の悪酔いをさますために食べたといういわれが残っているもので、正月の鏡餅の上にのせられ、飾られる縁起物として市場に出荷される。
鮮やかなオレンジ色の串柿は、山から吹き下ろす風がよく吹くところで、玉すだれのように、暖簾のように天然干しされている。リュックを下げ歩いている方々の中には、カメラをもっている人が多い。串柿がつるされている風景を写真に撮るために長い道のりを歩く。
会場には、背広姿の方々がたくさんいた。取引先の市場関係、農協関係、青果関連の会社の方々など、産業関連の来賓が多い。今年も世耕弘成氏、鶴保庸介氏本人が参加していた。
かつらぎ町のいろいろなお祭りの中で、最も町外の方々の参加が多く、産業色が強く、政治色が強いまつりである。それだけ、外に対してインパクトの強い、名前の通ったまつりということだろう。
開会式が終わると、地元の小学生による太鼓演奏が披露された。写真は携帯で撮ったもの。みんな上手に叩いていた。

四郷には、千両太鼓という太鼓のチームがある。地元の若い世代が中心になって作っている太鼓演奏チームで、年に何回かコンサートを開く実力を持っている。
まつりの名物になっているのが、ジャンボのり巻きだ。総勢80人の人が2列に別れて、のり巻きを縦に貼り合わせ、巻きずしを巻いていく。完成すれば、全員で巻きずしを持ち上げ、つながっていることをアピールする。
前に立っている中年の女性に議員連中が話しかけると、八尾から毎年参加しているという話が返ってきた。
四郷の秋の景色と串柿をつるしている風景が、人気を呼んでいるのだろう。
作られたお寿司は、地元の女の人の手によってすぐに切り分けられ、会場にいる人に配られる。ぼくは、2ついただいて食べたが、美味しかった。
お昼はお弁当をいただき、2時前に役場の前に戻ってきた。2時からは事務所でおこなわれた会議に参加した。
今日は5時過ぎに帰宅。思っていた以上に疲れていた。


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かつらぎ・発見伝

Posted by 東芝 弘明