今日も1日あわただしく 2006年3月10日(金)

出来事

朝、9時前に笠田中学校へ。今日は卒業式。卒業生は74人。随分激減した。昨年が94人だったから、それと比較しても20人も減ってしまった。
少子化が進んでいるということで、かつらぎ町でも少子化対策の計画「次世代育成支援計画」を作ったが、ぼくはその時、かつらぎ町の実情からいえば、少子化とともに過疎化が同時に進行しているから、過疎化対策を計画に組み入れるべきだと主張した。
しかし、県に報告する文書は少子化対策に対する対策だから過疎化対策は除いてほしいというのが行政側の言い分だった。
実態にかみ合った計画こそが大事なのに、県や国から求められた方向でしか計画を作成しない。ここにもかつらぎ町の課題がある。
自治体というが、自主性がないという点で自治体に成りきれていないということだろう。
卒業式は、心温まるものだった。答辞は、詩的にまとめられており、代表の女の子の読み方も心を打つものだった。
「お父さん、お母さん、おばあちゃん、おじいちゃん、ありがとう」
彼女の言葉が涙でうるんだ。
女の子の多くは、ハンカチで目を押さえていた。
笠田中学校の先生の中に、教えてくれた先生がいる。先生はハンカチで目頭を押さえていた。子ども達は、学校の思い出とともに先生の姿を胸の真ん中に刻む。
母校という言葉には、先生方の顔が重なっている。
中学校の3年間も高校の3年間も人生の中では、ほんのの短い時間でしかない。しかし、これらの時間は、多くの人にとってかけがえのない時間となって記憶に残る。
お昼は重税反対集会に参加して署名をとり、2時から配達用の帯封を作成して役場に日曜版の配達に行った。終了間際に町長秘書から電話があり、4時から町長と面談した。4時半から別の職員と一般質問の関連で聞き取り調査をし、6時前から総務課長、建設課長、企画公室長にあって、一般質問の事前打ち合わせをおこなった。
ぼくの場合、事前の打ち合わせは、質問テーマの確認、資料の交換(議員側から出す場合もある)などが主だ。こんな質問をするからこんな答弁をというやり取りをおこなうわけではない。
課長もその辺のところは心得ており、議員がどういう方向で質問するかをつかんで、準備をするという感じになる。
本番の質問は1時間。事前の打ち合わせをおこなっていても、やり取りはぶっつけ本番と同じだ。緊張感と臨場感にあふれたものになる。
夜7時30分から事務所で会議があったが、打ち合わせが長引いたので、20分遅刻してこの会議に参加した。


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出来事

Posted by 東芝 弘明