郵政民営化、その後 2006年3月30日(木)

郵政民営化

長い長い議会が終わった。こんなに議論が白熱した議会はなかった。
議員定数も決まった。米軍再編の問題については、ミサイルが日本に撃ち込まれる可能性があると良く報道されているといって米軍再編に賛成する討論があったり、今回の米軍再編は、日米安保条約の規定の範囲内だといって再編賛成と言った公明党議員も出た。
賛成者は5人。25人の議員のうち20人は自衛隊の米軍再編賛成だった。
実態を踏まえて判断しているとは言い難い。
議会終了後、ほとんどの議員は町当局との宴会へ。ぼくは事務所に戻って郵送の新聞を郵便局の届けに行った。
かつらぎ郵便局は、集配の取り扱いが少ない局らしい。存続できるかどうか分からない、そんな話があるようだ。
郵政民営化反対でかつらぎ町議会は意見書を上げた自治体だったので、自民党の候補者は、かつらぎ町内でしきりに郵便局がなくなることはないと宣伝して歩いた。国会議員であり候補者であったこの人の言説を保守系議員は信じて選挙を戦ったようだった。
それから丸6か月。郵政民営化の現場では、集配の取り扱い数の少ない局をなくして統廃合するような議論も出ているようだ。
帰りがけに郵便局の南の窓に面したところの展示コーナーにずんぐりむっくりの赤い昔の郵便ポストの模型兼ポストが置かれていた。
「声を聞かせてください」
と書いていたので、わっと声をポストの投函口に投げかけてみた。
うんともすんとも返事がない。
声を聞いてくれたのかどうか。
よく分からない。
入り口の自動ドアが開くと「ありがとうございました」というアナウンスが流れた。
ドアが開くたびにそういうコメントが流れるようになっているらしい。
声を聞かせたらお礼を言われれたような感じになって妙な気持ちになった。


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郵政民営化

Posted by 東芝 弘明