「ブログ見てます」 2006年5月25日(木)

出来事

街頭演説をしていると、「お茶飲んでいきませんか」という話が出たのでお茶をよばれた。そのあと、化粧品店にあいさつに行くと「コーヒーを飲んでいきませんか」といわれたのでコーヒーをごちそうになった。
佐野で演説をしていると、かなり遠くで手を振ってくださる人がいた。
演説を終了して車で走っていくと、その人が走り寄ってきた。女の方だった。
「私、九度山ですけどTさんのブログから東芝さんのところに飛んでブログ読ませていただいてます」
笑顔が返ってきた。
ブログを読んでいますという話がほとんどなかったので非常にうれしかった。
街頭演説や訪問をおこなっていると、これからもこういう反応が返ってくるかも知れない。
訪問はあんまりはかどらず。しかし、最後に訪問したお宅でいい話を聞かせていただいた。
この方は72歳の農家の方だった。
「人間は時代に流されていくものだと思うよ。自分の父親は、江戸時代生まれのおじいさんから、『今の若いもんは』と言われたし、父親は、ぼくに『今の若いもんは』と言った。おじいさんが生きた時代、父親が生きた時代、ぼくが生きた時代、全然違うでしょう。今の時代に流されやんと仕方ないんやと思うよ。できるのは、愛情をかけることぐらいやよ」
「今の親が育った時代は、使い捨ての時代やったやろ。その子たちが親になっているんやから」
おしまい頃はこういう話を語ってくださった。
「揺り戻しはあるでしょうね。今の時代の方が、使い捨てという点では少しはましですから。今の時代いいと思っていない方が多いと思います。時代はましな方向に戻っていくと思いますが」
「うん、そうやろね」
ぼくは、こういう話を聞きながら、「大人ができることは環境を整えるぐらいですよね」という話を返すと、「そうそう。子どもが大事だからっていっても、囲い込んだらだめなんよ」という返事が返ってきた。
子どもは時代の流れの中で育っていく。その時代の中で傷つくことも必要だし、自分で時代と向き合うことも必要だろう。その時代の中で影響を受けて生きていくことを大きな視野で受けとめることが必要だと思う。
人間は時代の制約を超えられない。
できるのは、その時代という枠組みを変えることぐらいだ。
そうそう、「朝の4時から5時の間、ラジオで言っていた。『頭で覚えたものは全部忘れるが、体で覚えたものは忘れない』、これはいい言葉だった」
こんな話も教えてくださった。


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出来事

Posted by 東芝 弘明