農家の方々はかしこい 2006年5月26日(金)

出来事

昨日、農家の方に話を聞き、感服した。今日は別の農家の人に話を聞き、改めてさらに感服した。
農産物をめぐる流通機構の戦争はすさまじい。
スーパーが産地を抱き込んで商品の価格をコントロールしようとしている話を聞かせていただいたが、そのスーパーと交渉して、インショップを展開している話を聞かせていただいた。
インショップとは、「スーパーなど量販店の中に入っている直売所」ことだ。
この直売所は、農家が販売部会を形成して価格を出荷者が決めるシステムになっている。
「生き馬の目を抜く」流通戦争の中で、価格を農家が決める制度がいつまで守れるかは定かではないが、この関係を維持して発展することを願いたい。
新しい販売方法を確立したり、新品種を生み出して販売を始めると、流通戦争の中で新たな競争が始まる。業績が大きく伸びたと思って手放しで喜んでいると、数年後には大きな巻き返しの流れが成長してきて、勝ち抜いてきたはずのシステムを古い旧式の遅れたやり方に変えてしまう。
大企業でさえ、成功の美酒に酔っていると新システムの開発で後れをとり、シェアを奪われるという例はたくさんある。ソニーのウオークマンは、その事例の一つかも知れない。
この商品は、非常に長く市場を独占し、キング商品として君臨していた。
しかし、iPodの出現で完全に市場のシェアは変わってしまった。
ウオークマンにとどめを刺したのは、MDウオークマンではなくiPodのような気がする。
市場戦争に勝利するためには、絶え間ない研究と、流れを読み取る敏感さ、実践力が必要だということだろう。
昼からの街頭演説は雨の中の演説になった。夕方から傘を差して訪問に行き、7時30分から笠田まつりの会議に出席した。
夕ご飯は、9時30分以降にジョイフルで。N君が夕ご飯につき合ってくれた。


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出来事

Posted by 東芝 弘明