朝から予算質疑の準備 2006年3月25日(金)

出来事

役場配達の日曜版に帯封を付けてから役場に行って予算質疑の準備をおこなった。
水道事業会計については、貸借対照表の見方がなかなか分かりにくいので、インターネットで分析についての資料を引き寄せてみた。
すると貸借対照表の見方や損益計算書の見方についていくつかの解説が手に入った。
それらの解説書にもとづいて経常収支比率の計算方法や総経常収支比率、自己資本比率などの計算を試みた。
昼から水道事業所の職員に話を聞いた。
かつらぎ町の水道事業所には、古い水道の配管についての設計図などがなく、建設年度がはっきりせず、減価償却の計算さえままならない部分があるという話が出てきた。
どうも会計の中にはっきりしない部分があると感じてきたが、根本的な部分で管理ができていない問題が横たわっているということだろう。
なぜこんなことになっているのかは、かなり過去にさかのぼって原因を究明しないとはっきりしない。
会計の指標でいえば、指標が示しているのは会計が安定しているということだ。
かつらぎ町は、簡易水道を上水道に移管して一元管理をしている数少ない自治体だ。和歌山県下でこういう管理方法を取っているのは、太地町とかつらぎ町しかない。
簡易水道は、収益的収支も資本的収支も赤字会計になっている。つまり、損益計算書で見ても収益が上がらない状態になっているということだ。簡易水道の赤字を上水道が負担し、全体で維持管理をしているという状態だということになる。
簡易水道の採算点は、600戸程度だという。この採算点をクリアしている簡易水道は、1施設しかない。60戸、70戸、44戸などの小さい簡易水道が点在する。これらの施設は、収益と経費とを比較すると経費が収益を完全に上回っているということだ。
簡易水道は福祉事業である。かつらぎ町と太地町以外の自治体は、この事業の性格を踏まえて一般会計で管理している。赤字補填をしているということだ。
公営企業法でも簡易水道は、公営企業法から除かれている。公営企業会計としては成り立たない事業だということなのだ。この性格を踏まえたルールの確立を図らないと、会計全体を簡易水道が圧迫する時期がやってくる。
役場内の日曜版の配達をしながら、いくつかの課で話をした。指定管理者制度の問題についても、質疑をめぐってかなりいろいろな話になった。ぼくが感じている問題を同じように感じているなと思う部分もあった。こんな話をしていると7時30分になっていた。
なかなか準備ははかどらない。
夜になると眠たくなってくる。
うとうとしながら11時になったので、久しぶりに「宮廷女官チャングムの誓い」を見た。
うとうとしながらも今回は何とか全部見た。
この日記を書いて、本日は終了。


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出来事

Posted by 東芝 弘明