水道の事故、2日目

出来事

水道の送水管の破損事故は、昨日の午前10時30分頃に発生し、復旧工事が完了したのは午後4時30分頃だったのだという。大谷の配水池から給水されている水は、丁ノ町、大薮、大谷、佐野、真和、笠田東1、笠田東2、笠田中、西部、高田だ。この地域の水道に濁り水が発生したので、3500戸ぐらいの戸数に影響が出たもよう。
12日の6時台には、一部の地域に濁りが残っているが、ほぼ収束しそうな状況になった。水道事業所の職員は徹夜で対応し、給水作業には、建設業者、国交省、役場の各課から動員された職員が協力して対応したようだ。自治区長を中心に各地域の役員も協力して対応したようだ。

今日の朝は早朝から橋本市から借りて来た給水車も含め、各地で給水作業が行われた。朝はごった返した。
ぼくは、昨日の夕方と、今日の午前中と夕方、水道事業所を訪問した。
水道事業所の職委員は、次々かかってくる電話に対応し、状況を説明し、水を求める方には自宅まで水を届けるという対応を行っていた。昨日からぶっ続けで対応しているので、職員の顔にはさすがに疲れがにじんでいた。
昨日の夜は、各課に動員を求め、要請に応えた職員が広報車による放送と給水作業を行っていた。今日の朝は、課長と課長補佐などに動員がかかり、早朝からの対応が行われた。
今日の夕方も、動員が行われていたが、他の課から動員されていた職員は、7時過ぎに任務を解かれた。
水道事業所の職員は、水の濁りがなくなるまでおそらく帰らないと思われる。
明日の朝も念のために対応するという話をしていた。

水道事業所から事務所に戻るときに、国道を走る広報車の放送が鮮明に聞こえていた。
「大変ご迷惑をおかけします」

住民の方の中には、手厳しい意見をいう方もいたようだ。ごもっともな話だと思う。
しかし、お詫びをして頭を下げるという対応と、誠実に迅速に給水をして綺麗な水を届ける活動を行うことによって、責任を果たすという努力には、敬意を払いたい。
ご苦労さまといいたい。

事故の処理でいえば、(1)損害賠償請求をおこない、損害賠償をしてもらうこと、(2)濁り水の発生について、住民にどう責任を負うのかという2つの問題がある。
(1)の損害賠償については、かかった費用の全額をきちんと請求しなければならない。そのときに住民の被害についても一定の損害賠償(水道料金の減額など)をする立場に立って、それを損害賠償の中に加えるかどうかが問われる。
(2)については、ずいぶん昔の話のようだが、過去、水が濁ったことに対して水道料金の減額をしたことがあるらしい(これは職員の記憶にもとづくもの。まだ事実は未確認)。今回、このような措置をとるかどうか。

事故の顛末、町の対応、損害賠償についての結果などについては、明らかにされなければならない。と思っている。


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出来事

Posted by 東芝 弘明