質疑の準備

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質疑の準備のために朝から役場に行った。準備はいつも議会の応接室でおこなっている。比較的小さな部屋で議員がたばこを吸える唯一の場所でもある。健康増進法が施行されてから分煙の考え方が庁内で徹底され、議会でもたばこを吸える場所がここだけになった。
たばこを吸う議員が、この議会応接にたくさん集まるようになった。吸わない議員(ぼくもその1人)は、本会議が始まり、休憩になると議会事務局のソファに座るようになった。だだっ広い議員控え室にはほとんど人が集まらない。考えてみると面白い人の流れだ。
議会が開催されない休会中のときは、共産党議員団の議案調査の場所になっている。たばこを吸う場所になってから、どうもやにっぽくなってしまったが、これは致し方ない。
共産党の議員だけが議案の調査をおこなう。他の議員は、提出議案について、町当局に対し事前に尋ねるようなことはほとんどしない。議案の調査や研究をおこなわないので、新制度についての研究などはしないことになる。
学習する機会は、委員会のやり取りだけになる。
条例案や法律は、住民の暮らしに直結している。予算は、条例の具体化や制度の具体的流れをお金の面でとらえたものだ。条例案や予算案を学習する積み重ねを怠ると、自治体の仕事が具体的には分からなくなる。
このことについては何度も書いたが、これは、ほんと、悲しい現実だ。
多くの住民が日本共産党のアンケートに「税金ドロボー」と書いていたが、この言葉が脳裏に浮かんでくる。
この12月議会では、10人の議員が一般質問をおこなった。議会広報に顔写真と質問内容がでるようになって、一般質問をおこなう議員が増えてきた。これはいいことだが、議案になると以前とまったく変わらない。議員の一般質問だけが議会内活動ではない。
保守系議員は、当局の提出した議案にすべて賛成するので、いわば賛成マシーンのような状況だ。
党議員団が提出した議案については、内容を審議しないで反対し、次の議会に当局が同じ内容の議案を提出すると賛成する場合もある。ここに貫かれているのは、日本共産党提出の議案には反対、町長提出の議案には賛成という論理だ。
非常に党派的なのがおもしろい。
今日は学校関係はいっせいに終業式。娘も妻も今日で一段落だ。妻は職場の忘年会兼打ち上げ。
夕方、娘と2人で夕食を食べ、娘にはひとりで遊んでもらって、17年度決算に対する委員長報告への質疑原稿を作成した。気がつくと11時をまわっていた。背中がこってきた。


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Posted by 東芝 弘明