時計のバンドと車のバンパー修理

出来事

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カシオのProtrekのバンドを交換してから4年が経過した。もう見るに堪えないほどバンドがボロボロになっている。新しい時計を買うか、それともバンドを交換するか、というハムレット的な二者択一に悩むこと1分、今回はもう一度バンドを交換することにした。Amazonで検索すると2980円で交換バンドがあったので購入した。注文した交換バンドは土曜日に届いた。
バンド交換はお店に出さない。知人に腕時計のバンド交換キットを持っている人がいる。このかなりマニアックな趣味の持ち主であるEさんにバンドの交換をお願いした。これで2回目の依頼になる。前回もEさんにバンドの交換をお願いした。
Eさんは、ボウリングのボールに指を入れるの穴をあける道具まで持っている。
「あるよ」
趣味の多いEさんは、何でも出てくるドラえもんのポケットのようだ。

朝、バンドの交換を依頼した後で、橋本市にあるトヨタカローラに車で行った。バンパーがへっこんで割れていたので、交換をするのが目的だった。9時40分に着くと、チェーンが張られていてお店はまだオープンしていなかった。トヨタカローラの隣には、ツモリという本屋さんがある。車を本屋さんの駐車場に止めて店内に入った。朝の10時前は、まだ開店前らしく店員の方々は、雑誌のコンポを開いて陳列したりしていた。
10時にトヨタのお店が開くので、MacFanと新書版2冊、文庫本1冊を買った。本の背表紙を眺めながら買いたい本を絞り込んでいくのは楽しい。人生の自由な時間の中で、本の背表紙を眺めて歩いた時間の合計は、かなりの時間になるような気がする。
20歳代の頃、お金に余裕ができたら和歌山市役所の近くにあった和歌山書店という小さな本屋さんに行って、1時間近く本を物色していた。1万円ぐらいの買い物をしたことが多かった。5、6冊、7、8冊本を積み上げて、店番のおばあさんの横に立ってレジが終わるのを待っている時間は、大事な時間だった。

月曜日の9時から放映されている「ビブリア古書堂の事件手帳」の文庫が平積みされ、宣伝されていたので思わず買ってしまった。あのドラマの話に惹かれるのは、作家の知らなかった横顔やエピソードが、古書にまつわって紹介されるからなのかもしれない。古書店の本に囲まれたセピア色のドラマの雰囲気は、この文庫本を買いたくさせるだけの力がある。剛力彩芽さんの抑えた物静かな雰囲気に魅力を感じるのも、本の好きな人が好きだというところからきている。

トヨタの店内は、新しくリニューアルされた店舗なので、清潔感に溢れる綺麗な空間になっている。車の修理の間、サービスで出されるコーヒーを飲みながら、買ってきた本の一つ、『人の話を「聴く」技術』を読んだ。
思いついてFacebookにこの時のナウ情報をアップすると、トヨタ関係のMさんがコメントを書き込んでくれた。
「コーヒーも飲み放題♪最高ですね」
この書き込みに強く反応して、コーヒーのおかわりを注文してみた。
若い女性の店員から笑顔が返ってきた。笑顔を印象的だと感じたのは50歳を超えた年齢になったからだろうか。
1時間20分ぐらい経つと、車のバンパーが交換され修理が終了した。

午後は、3人で山間部の集金に行った。四郷の山の中腹にあるお宅に登っていくと、後ろに乗っていた2人の方は道の険しさに驚いていた。


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出来事

Posted by 東芝 弘明