笠田まつりの「撤収」

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昨年は、参議院選挙の投票日だったので、笠田まつりの「撤収」作業に参加できなかったが、今年は7時からおこなわれた「撤収」作業に参加できた。
まつりは土曜日の1日だけ。金曜日全日と土曜日午前中の準備、日曜日朝3時間程度の「撤収」。わずか7時間のまつりのために、膨大なエネルギーが注ぎ込まれる。笠田の地域の人の力の合わせ方は半端ではない。
今回は、和歌山大学のサークル「楽環」(楽しく環境を考える)のメンバーが40人も参加してくれて、「撤収」に大きな力を発揮してくれた。
若いさわやかな風が吹いた。

「笠田まつりでおこなわれた小学生のドッジボール大会」

「ミニSLコーナーで出発前の調整をおこなっていた汽車」
ぼくたちが若い頃(ということはもう若くないということ)、若者の中には世間に対する反発のようなものがあった。ただし、ぼくたちの反発は、「俺たちの旅」という中村雅俊主演のドラマにあこがれるようなものだった。
ドラマの冒頭のテーマソングのなかで、3人が群衆が行き交う中で噴水の中に入っていくシーンがある。こういう生き方に憧れながら、ドラマを見ていた。そういうことにかっこいいと感じ、自分たちもそういうことをしてみたいという意識があった。
中村雅俊の世代は、実際に反発しもがいていたが、それよりも若いぼくたちは、中村雅俊が演じるカースケの生き方にあこがれるギャラリーだった。
今の学生は、もっと素直な印象を与える。「髪と髭を伸ばしてぼろを着るのも簡単だ」(吉田拓郎、「ビートルズが教えてくれた」)というような生き方への憧れはないような気がする。
みんな礼儀正しかった。
「撤収」も指示を受け一生懸命立ち働くという感じだった。公民館に2日も寝泊まりしてみんなで力をあわせてくれたようだ。そんな働き方を見ていると、今どきの若い子たちはいいな、という感じがする。
今日は、晴れていたがわりと湿度が低く、空気が透明だった。景色の色が濃く、山は緑が深かったし、田んぼの稲は深緑だった。
夕方から、2人で「しんぶん赤旗」の購読に動き回ったが、暑い夏の夕暮れが何だかいい感じを醸し出していた。訪問先は留守が多かった。
新聞は、1部購読してもらえた。
今の日本には、未来への夢がない。政治を変えないと展望は開けない。訪問先で話をしているとそんな思いが強くなる。今日は介護の現場の話だった。ケアマネージャーに対する和歌山県からの指導は、規制強化の方向に動いている。そんな話が会話の中に出てきた。
「ゆきとどいた介護サービスを認めないで何が介護保険か」──この言葉が胸の中に浮かんできた。


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Posted by 東芝 弘明