自治体と議会との関係

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地方自治体と議会の関係というのは、極めて有機的な関係にあると思う。議会がセレモニー化して形式的な議論しかできていない自治体は、住民に対して開かれた自治体とは言えない。
議員に対し、まともに報告もしなければ、情報開示もせず、問題点の深い解明もなされない自治体というのは、不正常な運営がまかり通るようになる。
平たく言えば、議会をなめるような行政運営をおこなっている地方自治体というのは、住民に対しても不正常な関係しか結ばないということだ。
議会がなめられるかどうかは、議会の水準による。
行政というのは、議会に対して積極的に情報を開示しないケースの方が多い。議員の側から実態を暴露して、本質に迫る論戦が組織されないと、ごまかすような傾向が強い。
議会に対し、積極的に情報を開示しない態度をとるのは、多くの場合、首長の姿勢による。
首長が、議会が求める以上に情報を積極的に開示している例はある。しかし、こういう自治体はまだ少数だろう。
実態を暴露して本質に迫る論戦を組み立てていく。自治体の多くは、このような態度で臨む必要があるケースの方が多いだろう。
かつらぎ町の自治体と議会の関係というのは、本質に迫る論戦も多くおこなわれているように感じる。しかし、だからといって実態の暴露、本質に迫る論戦による自治体の姿勢の改善という課題を卒業している訳ではないだろう。
「議会が、実態の暴露を十分におこなっていない傾向にある自治体は、住民に対し不誠実な行政運営をおこなっている可能性が極めて高い」──こういう視点で自治体の姿を見ていけば、見えなかった問題が見えてくる。──ぼくはそんな風に考えている。


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Posted by 東芝 弘明