岩出市の溶融炉

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ようやく岩出のビラが完成した。
ビラを完成させたあとで、
岩出市の焼却炉について「特報」という和歌山県のローカル紙が記事を組んでいたのを知った。
岩出市のごみ焼却炉は、少し前まで流行っていた溶融炉という方式で、落札価格は41億7000万円というものだった。60トン炉という規模なので、1トンあたり6950万円、約7000万円かかったことになる。伊都橋本のストーカー炉は、1トンあたり、およそ2700万円だという。価格は2.57倍もある。
ランニングコストの違いも非常に大きい。溶融炉は、燃やし方によれば半年に1度耐火煉瓦を張り替えなければならないほど炉内が傷むのだという。
金属類を溶融するとどうしても炉内の耐火煉瓦の傷みが激しいようだ。
かつらぎ町が委託している大栄環境の場合、金属類は一切溶融していないのだという。
岩出市がどのような焼却方式をとるのか知らないが、金属もその他のごみも何もかも燃やすという方式をとる場合、炉内の傷み具合はかなり激しくなることが予想される。
日本共産党がおこなった岩出市政アンケートによると、住民のごみ分別のマナーの悪さを批判する意見がかなりあった。岩出市の分別の状態はかなり悪いのかも知れない。溶融炉は、気化するようなボンベや100円ライターなどがごみの中に入ってくると、爆発事故を起こす。かつらぎ町が委託した焼却炉は、このようなものが混入されていたことが原因で爆発事故を2回引き起こしている。
分別が、うまく行かない自治体の場合、溶融炉が爆発事故を起こす確率は高くなる。
一度、爆発事故を起こすと修繕費がかさむので、維持管理費がさらに高くなる。
岩出市の溶融炉は、果たして大丈夫なのだろうか。
伊都橋本の焼却炉は、最初、溶融処理は必須という方針のもとで動いてきた。しかし、溶融炉の問題点が多面的に明らかにされた結果、ストーカー炉が選択された。この選択によって、建設コストとランニングコストが大幅に縮小できた。
岩出市の場合、こういうことにはならなかったようだ。
ごみ行政のあり方として、今後の行く末を見ていきたい。参考にできると思う。


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Posted by 東芝 弘明