秋の終わりに

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秋の終わりの景色の中を糸を縫うように車を走らせた。掲示板にポスターを貼るために。
くすみゆく紅葉、散りつつある落葉。少し冷たい空気の中に入っていくのは気分がいい。
御所から天野、日高を経由して志賀へ。そして梨子ノ木峠を越えて花坂に下り新城に入っていく。梨子ノ木峠の頂上の手前に一本のきれいなもみじの木があった。車を停めて写真を撮った。
新城では、山の麓の水色の屋根が美しかったのでシャッターを押した。
ススキが光をうけて透けて見える。笠田に引き返すときにススキの穂にもカメラを向けた。
2時間半ぐらいで山間部を走り抜けて、2人の方と対話をした。
新城で暮らしていたのは、13歳になった年まで。人間の記憶は、思い出の場所に行くとさまざまな形でよみがえってくる。季節の色の変化に合わせて、その色の中に記憶はたたみ込まれている。景色が色とともに変わるたびに、たたみ込まれていた記憶もその扉を開ける。
もう少し、紅葉がきれいな時期に山あいの道を通り抜けてみたかった。来年は、家族できれいな彩りの中に行ってみよう。そんな思いも浮かんできた。






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Posted by 東芝 弘明