日本は戦争すると思いますか?

雑感

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「日本は戦争すると思いますか」
「戦争なんてしないと思います」
「戦争を仕掛けられるのではなしに、日本がアメリカの戦争に参加するということです。ほとんど報道されていないのだけれど、日米ガイドラインの再改定という話が進んでいて、中間報告が出された。周辺事態という言葉がなくされた。日本の自衛隊は、アメリがが戦闘行為を行っている戦場に行って後方支援を行うことになる。そうなると日本の自衛隊が攻撃の対象になり、攻撃されたら日本の自衛隊は反撃する。アメリカの戦争に日本の自衛隊が参加する。イスラム国への攻撃は空爆に留まっているが、ここに日本の自衛隊が参加する可能性さえある」
日本が戦争を仕掛けられるのは考えられないという話から会話は始まった。攻めてこられるということに対し、実感がないのは、無理のないことだろう。攻めてこられるのではなしに、日本の自衛隊がアメリカの戦争に参加する。ここに日本における戦争の現実がある。
「アメリカは、中国との戦争は絶対に避けるべきだと思っている。中国は世界で2番目の軍事大国、アメリカが世界1、日本が第6位。ここでの戦争を避けるというのは当然のこと。問題は、アメリカは仕掛けている戦争への参加。イラク戦争のときに日本は給水支援しか行わなかった。このようなことにアメリカは満足していない」
「でも日本の自衛隊、戦いによういかんでしょ」
「そういう意識はあるよね。だから石破さんは、軍事法廷を作って、命令に従わない自衛隊員は死刑にすると言っている」
「そうなったら自衛隊員にならないでしょ。日本はアメリカのような極端な貧富の差はないですから」
「三浦朱門さんという方が、長く中教審にいた。貧富の差が拡大していけば、徴兵制は必要ないと言ったことがある。政府がやる気になったら自衛隊員の意識を変えるのは速い」
「教育によって変わりますもんね」

話は、佳境に入りかけたところで中断した。会議に参加するために人が入ってきたからだ。

日米ガイドラインの再改定は、昨年、日本からアメリカに働きかけたと指摘されている。この動きがあって、今年の7月1日に集団的自衛権行使容認の閣議決定があった。まさに日米ガイドラインを再改定して、アメリカの戦争に日本が参加するために「行使容認」に踏み切ったというのが、この動きから浮き彫りになってくる。中国や韓国との対立をあおっているのは、本当の目的を隠す意味をもっているように見えてくる。
集団的自衛権行使容認は、アメリカの戦争に参加するための具体化。ここに本質がある。このことを伝えていく努力をしなければならない。


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雑感

Posted by 東芝 弘明