「住民との協働とは何か(1)」についての訂正

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住民との協働とは何か(1)という記事を書くとアクセスが299に跳ね上がった。ninjyaの検索結果を見てみても検索でたどり着いたのではないようだ。
この記事を読むためにblogを観た人が多かったのかも知れない。
役場の担当からは、次のか所について、誤解があるという指摘を受けた。

かつらぎ町は、住民との協働を表明し担当職員を地域に配置して、まず住民の要望を聞こうという姿勢で地域に入ろうとしている。
しかし、ただ単に要望を聞くということではうまくいかないような気がしている。

「住民の要望を聞こう」ということではない、ということだ。
「10年後もかつらぎ町に住み続けたいですか。住み続けたい町というのは、どのような町でしょうか」というようなことらしい。
担当課は、このようなことを聞こうといっている。それが、受けとめた側の話になると「要望を聞く」ということになったようだ。
この点で話し込んでいくと、ぼくが書いた「「住民といっしょにまちづくりをおこないたい。どのようなまちづくりをすればいいのか、要望や考えを聞かせていただきたい」ということと同じようなことだという思いがしてきた。2人の職員が熱く語るのを聞いて、本気の度合いが伝わってきた。
10年後という話が、年配の方にどう受けとめられるのか、少し気にはなったが。
かつらぎ町は、歴史的な遺産や文化が豊かに存在する町で、エコミュージアムのようなことを実現できる町だと思っている。世界遺産に登録されたときの話も興味深いものがある。
神道と仏教とが神仏習合の状態にあり、神と仏がなかよく共存してきた地域で、この信仰は、今に受け継がれている。このような信仰を生み出したのは、自然だった。
この話は、日本人の心の有り様の原点を示しているように感じている。日本の文化、日本人の心のふるさとが、この地にはある──こんな感慨が湧いてくる。
住民との協働を掲げるまちが、住民自治を受け入れる中でどう変貌していくのか。この変化のプロセスを体験してみたい。


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Posted by 東芝 弘明