笠田小学校・四郷小学校改築委員会発足

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午前中、地面を叩きつけるような雨が激しく降った。
「こんな中を街宣に行けっていうのか」
同僚のM議員が、そういいながら大型宣伝カーに向かって駆けていった。
そのときぼくは、演説会の告知葉書を仕上げるために名簿とにらめっこをしていた。
500軒の名簿のリストを作るのには、少し骨が折れた。なかなか対象リストを絞り込めない。
一人一人の顔が浮かんでくる。この人には出したい、この人にも。
あと100数十人の縮小が必要となったときに、なんだかこの作業が、永遠に続くような感覚にとらわれた。
同じ地域の名簿をそっくりそのまま削らないと500人には収まらない。
葉書を出さなかった地域には、ビラをまこうという結論に至るまで、少し時間がかかった。
時計を見ると12時をまわっていた。
大型の宣伝カーが戻ってきた。
「土砂降りの中出て行ったら、雨が上がったわ」
M議員が大きな声でそう言いながら入ってきた。
その時ようやく葉書を出すリストが完成した。
午後、3時過ぎに演説会の呼び込みのための街頭演説に出た。
今日は何だか足が軽い。
事務所から出て1分ほどのところで、ハンドマイクを地面に置き、家に音がまともに当たらないようにして、ワイヤレスマイクを握った。
普段話しているときよりもゆっくり語る。声は大きく張り上げない。
力を抜いて演説をはじめると、言葉が滑らかに出て行く。
街頭演説の回数は4回。反応はかなり返ってきた。
こうなると元気が出る。
市田さんの演説会に行きたいという反応も返ってきた。
夜は、笠田小学校で笠田小学校・四郷小学校改築委員会総会がおこなわれ、役員体制も決められた。
事務局の学校の校長先生と一緒に総会の準備をして、会議に臨み議事の流れを見届けていると、町当局と同じような気分を味わうことができた。
日頃は、議会で丁々発止の議論をおこなっているが、議案を提出する側になると、あんまり込み入った話が出ないよう祈りたくなってきた。頭の中には、議会を通過しなければ何事もできない自治体の姿が浮かんでいた。
「議会ほど意見が出て、たじたじとなる会議はないでしょうね」
総会終了後こんな言葉が出た。
議会が終了するとき、町当局が議会に対し深々と頭を下げるシーンが鮮烈によみがえってきた。


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Posted by 東芝 弘明