お昼のランチ、美味しかった

出来事

和歌山市に行ったときに同級生のS君が経営しているフレンチレストランに行って、昼食のランチを食べた。美味しかった。彼は元気そうだった。1年以上会っていなかったことになる。
「もう一軒店を出す」
食事の前に彼はそう言って、招待券をぼくに手渡した。黄色いカードには、「プレオープンイベントのご招待」と印字されていた。

2月早々のこのイベント。その日は、一部事務組合の議会があり、そのあと広域連合議会の打ち合わせがあって、和歌山市に行くことになっている。
車で行くしかないのだけれど、立ち寄りたいなと思いはじめている。

夕方、自宅に戻り、夜はビラづくりのための準備をおこなった。水道会計の3つの自治体比較をしていると随分夜が更けてきた。
橋本市の水道会計は、特異な会計なのかも知れない。総費用14億1116万円の中で減価償却費という名の操出金が7億9560万円(56%)も占めている。総費用の半分以上が減価償却費になるというのは、過去にものすごく大きな設備投資したのだろうか。平成24年度末の企業債残高は44億8100万円(手元に25年度末の資料がない)。これは大きいとは言えない。しかし、企業債は平成18年を最後に組まれていない。毎年おこなわれている拡張工事と改良工事の予算は、借金なしに組まれている。ただし、橋本市の会計には、過去に生じた累積欠損金があり、その残高は4億3261万円にのぼる。

少し他の自治体と比較してみよう。
和歌山市(平成24年度)の減価償却費は、総費用66億5313万円の中で23億453万円(34.5%)。和歌山市の総費用は橋本市の総費用の4.7倍あるのに減価償却は、2.8倍というように差が縮まってしまう。
水道管の総延長、給水人口、施設の規模、いずれも和歌山市の方が橋本市よりも遙かに大きい。和歌山市の給水人口36万人、橋本市の給水人口64000人。和歌山市の給水人口は橋本市の6倍になる。もし和歌山市の総費用の中で56%もの減価償却を組んだとすると、その額は、37億2575万円になる。和歌山市の会計の中で現状より14億円も大きな減価償却を組むと同市の水道会計は、5億円もの赤字になってしまう(平成24年度の和歌山市の水道会計の当年度純利益は9億1496万円)。
橋本市は、56%もの減価償却費を組みながらも会計は黒字になっている。これは逆に驚きでもある。しかしその額は813万円と極めて小さい。
一方、平成25年度決算の貸借対照表をみると、31億4567万円もの現金預金があり、他会計への貸し付けが6億円にも上っている。議会の議事録を読むと、この現金預金の多くは、減価償却費が返金預金化されたものなので、剰余金ではないという答弁している。
資本的支出(水道管の敷設などの会計)でこの減価償却費がどのように使われているのかを見ていけば、橋本市の会計の性格がもっとはっきり見えてくるのかも知れない。


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出来事

Posted by 東芝 弘明