後半戦の選挙へ

雑感

チューリップ

本番用のビラに少し手を入れようとして、かなり時間がたってしまった。
このブログを事務所で書いている。
ビラだけで選挙の票になるものではないが、日本共産党の政策や見解を有権者の中に浸透させるという点では、極めて大きな役割を果たすことが多い。
一枚のビラが、有権者の心をとらえるかどうか。
日本共産党の主張が、深く浸透するかどうか。

ビラが重要な役割を果たして、日本共産党が選挙で掲げた公約が、選挙後実現するケースは多い。選挙を通じて世論が大きく動くことがある。選挙における政策宣伝が、局面を切り拓くということは、過去の経験に照らすとかなり多かった。
かつらぎ町における学校給食の実現というものは、選挙戦を通じて確実に世論が変化したことによる。

政治は変わらないと思っている有権者の方々も多いだろう。有権者の中には、世論の力というものを知らない人がいるかも知れない。しかし、選挙を通じて示される有権者の意思が、行政を動かし、願いを実現することは、おそらく有権者の方々が思っている以上に多い。

ただし、何が有権者の心をとらえるのか、ということは宣伝しないと分からない。このビラがヒットするだろうという予感があったことはある。
今回はどうだろうか。それはまだよく分からない。

今回のいっせい地方選挙は、安倍政権の暴走の中でたたかわれている選挙という側面が強いので、身近な選挙であるけれど、党派間のたたかいという側面も強いと思われる。5月に戦争立法が国会に提出される可能性が、濃厚なこの時代のなかで、戦争か平和かを問わざるを得ない情勢が進みつつある。有権者が、戦争の問題を肌身に感じるのは、もう少し後なのかも知れない。しかし、戦争が始まれば、アメリカがそうであるように、国民を否応なしに巻き込んでいく。
日本のあり方が、劇的に変わる時に、日本国民が、戦前と同じように体制に順応していくのか、それとも反戦運動に参加していくのか、そういう変化はよく分からない。戦後の民主主義が、国民の中に根をはっているのであれば、戦争立法に対し国民はかなりの規模で立ち上がるという状況が生まれるだろう。
いっせい地方選挙は、世論が沸騰する前の、嵐の前の静けさなのかも知れない。

前半戦で日本共産党は、史上初と呼べるような躍進を遂げた。参議院選挙と衆議院選挙に続く大きな躍進だった。この躍進に示された国民の意思が、戦争立法に直面した時に、物理的な力となって沸騰し、国民の命を守る運動へと発展する可能性がある。
戦後70年という節目の年が、日本の戦争をくい止める歴史的な年になるように、いっせい地方選挙の後半戦を戦い抜くことがものすごく大切になっている。

歴史的変化は、昨日に続く今日の中に静かに準備される。


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雑感

Posted by 東芝 弘明